localhostとは？
０．改定履歴
- 1997.07.18 初版
- 1997.10.07 ループバックアドレスの記述追加
- 1998.02.17 なににつかうか？ に追記
１．localhostとは？
localhost．Local Hostの事である． 自分自身を示すホスト名である．
例えば，インストールしたてのSolaris2.5.1の/etc/hostsファイルを覗くと，次のようになっている．
| # # Internet host table # 127.0.0.1 localhost |
ホスト名localhostには，127.0.0.1というIPアドレスが割り当てられている． これはどういうことだろうか．
２．予約されたIPアドレス
IPアドレスの中には，幾つかの予約された番号がある． その中で127.0.0.1という番号は，自分自身を示すIPアドレスとして認識されるのである．
つまり，ネットワークに参加する際に，そのマシンが70.45.10.25などのIPアドレスを持っていたとしても，実は127.0.0.1というアドレスも持っている．
この127.0.0.1のIPアドレスの事を「ループバックアドレス」という．
３．利用できる範囲
このホスト名localhost，および127.0.0.1は，自分自身しか使えない．
４．利用例
以下に，TELNETを用いてホストに接続した例を示す．
|
root@duo: telnet
localhost UNIX(r) System V Release 4.0 (duo) login: ^D ←CTRL+Dを押す Connection closed by foreign host. root@duo: |
５．何に使うか？
たとえば，このlocalhost宛にpingをしたとしても，実際にはネットワークにはデータは出ていないようである．
何のためにあるかと聞かれると正確なことは知らないが，ネットワークカードの設定が終了したんだけど，ネットワークに接続できていない(ケーブルがついてないような時)にネットワークのテストを行う時に使えるのではなかろうか．
とおもっていたが，実際にはネットワークカードがある無いに関わらずlocalhostに対してpingは出来る． これはネットワークの設定が終了していれば使えるという事を確認するときに使えばよい．
たとえば，Webサーバを稼働させたとき，そのサーバが稼働しているマシンで接続テストを行なう場合には，http://localhost/とかhttp://127.0.0.1/をURLに入れればよい．
