mailx 〜メールクライアント〜
mailx
〜メールクライアント〜
０．改定履歴
- 1998.06.15 初版
- 1998.11.30 HTML化
１．はじめに
このドキュメントは，Solaris2.5.1でメールクライアント，mailxを使い時の話である．
２．メールの読み方
- mailxコマンドを入力する． mailxは，パソコンで言えばEudoraProのようなもの．
$ mailx
mailx version 5.0 Thu May 2 21:00:21 PDT 1996 コマンドの概要については ? をタ
イプしてください。
"/var/mail/actuate": 274 個のメッセージがあります。 274 個新規。
>N 1 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 12:20 33/1239 Actuate Report Server --
N 2 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 13:03 33/1217 Actuate Report Server --
N 3 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:01 33/1239 Actuate Report Server --
N 4 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:49 33/1251 Actuate Report Server --
N 5 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:51 33/1252 Actuate Report Server --
N 6 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:52 33/1241 Actuate Report Server --
N 7 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:52 33/1261 Actuate Report Server --
N 8 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:54 33/1221 Actuate Report Server --
?
|
- 届いているメールの一覧が表示される．
- 空リターンすると，読んでないメールの先頭から表示される．
? ←ここで，リターン
Message 1:
From actuate@reptsrvr.fsc.nk-exa.co.jp Thu Jun 11 12:20:58 1998
Date: Thu, 11 Jun 1998 12:20:58 +0900
From: Actuate Fukuyama <actuate@reptsrvr.fsc.nk-exa.co.jp>
Subject: Actuate Report Server -- Request Completed
Mime-Version: 1.0
〜略〜
Actuate レポートサーバ -- レポートの生成が成功しました
実行モジュール: rotp://fgasrp01/オンライン/承認帳票/ＳＰ翻訳帳票/FG21212C.rox;1
0
レポート: rotp://fgasrp01/オンライン/承認帳票/ＳＰ翻訳帳票/98LSE600_19980611091
505.roi;2
終了時刻: 1998 JUN 11 12:20:57 JST
〜略〜
?
|
- 続けて読みたい場合は，どんどんリターンキーを押していけば，順番に読めます．
２．メール一覧(メッセージヘッダ)の表示
- メールの一覧を表示させるには，hコマンドを使います．
? h
>R 1 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 12:20 33/1239 Actuate Report Server --
N 2 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 13:03 33/1217 Actuate Report Server --
N 3 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:01 33/1239 Actuate Report Server --
N 4 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:49 33/1251 Actuate Report Server --
N 5 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:51 33/1252 Actuate Report Server --
N 6 Actuate Fukuyama Thu Jun 11 14:52 33/1241 Actuate Report Server --
|
- ちなみに，先頭が"R"となっているのは，読んだという印．
３．メールをファイルに保存する方法
メールを読んだ後に，mailxコマンドを"quit"で終了すると，読み終ったメールはmboxファイルに保存される．
? quit
1 個のメッセージを /export/home/actuate/mbox に保存しました。
273 個のメッセージを /var/mail/actuate に継続して保存しました。
$
|
- mboxファイルは，ホームディレクトリに保存される． mboxファイルは，単なるテキストファイルなので，viなどで後から参照することが出来ます．
ちなみに，読んだメールをmboxに保存しないで，メールの一覧(さっきのhコマンドででるやつ)に表示させたいような場合には，"exit"コマンドを使ってmailxコマンドを終了する． すると，mboxに保存されず，再度mailxコマンドを実行したときに一覧に表示されます．
４．その他の機能
その他の機能については，mailxコマンドの?から"help"と入力してください．次のようなヘルプが表示される．
? help
mailx のコマンド
alias,group user ... ユーザ名の alias を宣言する
alternates user ユーザの変更ログイン名を宣言する
cd,chdir [directory] ディレクトリを変更する。diretory なしの場合
は、ホーム・ディレクトリに変更する
!command シェル・エスケープ
copy [msglist] file メッセージをファイルに保存する。ただし、保存
したことを表すマークはつけない
delete [msglist] メッセージを削除する
discard,ignore header メッセージ表示の際、ヘッダ・ファイルを無視する
dp,dt [msglist] メッセージを削除して次のメッセージを表示する
echo string 文字列を表示する
edit [msglist] メッセージを編集する
folder,file filename mailbox をfilename に変更する
folders 現フォルダ中のファイルを表示する
followup [message] メッセージに応答し、コピーを保存する
Followup [msglist] 複数のメッセージに応答し、コピーを保存する
from [msglist] メッセージのヘッダ行を表示する
header [message] 現在のメッセージ・ヘッダ部分を表示する
help,? このヘルプメッセージを表示する
hold,preserve [msglist] mailbox にメッセージを保存する
inc 現在のセッションに新しいメッセージを取り込む
list 全コマンドを表示する （説明なし）
mail user 指定のユーザにメールする
Mail 指定のユーザにメールする。そのコピーを保存する
mbox [msglist] 終了時にメッセージを mbox に移動する
next [message] 次のメッセージに移り、それを表示する
pipe,| [msglist] shell-cmd シェル・コマンドにメッセージを渡す
print,type [msglist] メッセージを表示する
Print,Type [msglist] ヘッダ付きでメッセージを表示する
quit 終了して未読のメッセージを保存する
reply,respond [message] メッセージの送信者に応答する
Reply,Respond [msglist] 全受信者を含めてメッセージに応答する
save [msglist] file file にメッセージを追加する
Save [msglist] 送信者名のファイルにメッセージを保存する
set variable[=value] 変数を value にセットする
size [msglist] メッセージのサイズを表示する
source file file からコマンドを読み出す
top [msglist] メッセージの始めの 5 行を表示する
touch [msglist] 終了時に強制的にメッセージを読んだことにする
undelete [msglist] メッセージ削除を取り消す
undiscard,unignore header 表示されているリストにヘッダを書き戻す
unread,new [msglist] メッセージを未読にする
version バージョンを表示する
visual [msglist] $VISUAL で指定されたエディタでリストを編集する
write [msglist] file ヘッダ無しでメッセージを書き込む
xit,exit 全てのメッセージを保存して終了する
z [+/-] 次(前)のメッセージ 10 個のヘッダ部分を表示する
[msglist] はオプションであり、番号、送信者、サブジェクト、またはタイプによっ
てメッセージを指定します。デフォルトは現在のメッセージです。
?
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