Solaris2.5.1のメモ
〜コマンド編〜
0.改定履歴
- 1997.06.18 初版
- 1997.07.01 dmsgの追加
- 1998.07.15 psコマンドの追加
- 1998.07.15 リモートからテープを使う方法追加
- 1998.11.30 findコマンドを「findコマンド」に分離.,mailxへのリンク追加.
- 1998.11.30 sedを追加
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でCDE(Common Desktop Environment:共通デスクトップ環境)をインストールした場合でのちょっとしたコマンドの話である.
2.man
manとはmanualの略で,コマンドのマニュアルを表示してくれる. ここに紹介するコマンド類も,manコマンドで表示できるはずであるドキュメント「Solaris2.5.1のメモ 〜環境編〜」で指示したように設定していれば使えるはずである.
3.mail
mailコマンドは,/usr/bin/mailを使うよりは,/usr/bin/mailxの方が簡単だと思う. また,OpenWindow環境で使っていると,/usr/openwin/bin/mailtoolなんてものいいかもしれない.ドキュメント「mailx 〜メールクライアント〜」も参照.
4.which(locate a command; display its pathname or alias)
パスが切っている範囲内でファイルがどこにあるかを探すコマンド. たとえはwhich whichなんてやると,/usr/bin/whichなんて答えが返ってくる.
5.nslookup(query name servers interactively)
root@duo: nslookup www.muscle.co.jp Name: www.muscle.co.jp Address: nnn.nnn.65.245 |
これで,www.muscle.co.jpというホスト名のマシンのIPアドレスを探ることが出来る.
6. dmesg (collect system diagnostic messages to form error log)
システム情報を出力するコマンド.OSやらハードウェア情報,Ethernetアドレスなどを表示する.
コマンド | 得られる情報 |
dmssg | grep Ethernet | EthenetカードのMACアドレス |
dmesg | grep 'mem =' | 搭載メモリ |
dmesg | grep nexus | マシンのハードタイプ.CPUの周波数. |
dmesg | grep SunOS | OSのバージョン情報. |
7.find (find files)
別のドキュメント「findコマンド」へ分離.
8.ps(report Prosess Status)
プロセスリストを出すコマンドである.
ps -e -o user -o vsz -o pid -o pmem -o fname |
そのプロセスが使っているメモリを表示させたりするのが,次のようなオプション.
ps -e -o user -o pid -o nice -o etime -o
time -o pcpu -o pri -o vsz -o fname -o rss -o pmem |
あるプロセスが,どのような環境変数を使って稼動しているかは,/usr/ucb/psを使うとリストされる.
/usr/ucb/ps auxeww |
9.リモートでテープを使う
別のマシンに物理的に接続されている,テープドライブへデータを転送する.
ufsdumpの" -(ハイフン)"は,標準出力(入力)である.
ufsdump 0fc - /disk1 | rsh TapeHost dd of=/dev/rmt/0 |
rshを使うので,.rhostなどの設定はしておかないと行けない.
ufsdump 0fc TapeHost:/dev/rmt/0 / |
Solarisに入っているufsdumpは,パラメータでホスト名を設定することが出来るので,リダイレクトを使わなくても一発である.(UNIXによって違うらしい)
10.sed
10.1.使ってファイルの中身を置き換え
置き換え前in.txt | 置き換え後out.txt |
---|---|
/dir/file1 /dir/file2 /dir/file3 /dir/file4 |
/dirQQ/file1 /dirQQ/file2 /dirQQ/file3 /dirQQ/file4 |
cat in.txt | sed s/dir/dirQQ/g > out.txt |