SQL*Net V2 Client Install for Solaris
〜Oracle 7.2.3.0.0版〜
0.改定履歴
- 1997.09.16 初版
1.はじめに
このドキュメントでは,Oracle Server 7.2.3.0.0のSolaris版でSQL*Net V2を使用する為に,そのモジュールを導入する手順を示す.つまり,SolarisをSQL*Netクライアントとして利用するためのセットアップ方法である.
2.理解
このドキュメントでは,SQL*Net V2のみをインストールする方法である.
利用方法としては,次の図のように,apsrvrにはSQL*Net V2のクライアントのみと,SQL*Netお利用するアプリケーションのみを導入し,Oracle7 DBMSが導入されているマシンに接続して利用する事となる.
3.インストール
インストールの開始方法については,DBMS自体のインストール方法と同じなのでドキュメント「Oracle Server 7.2.3.0.0 for Solaris 2.5.1 インストール〜その1 環境の作成とインストーラの開始〜」を参照する. また,細かい説明もすべて省く. それらは前出のOracle 7.2.3.0.0のドキュメントを参照すればよい.
- Oracle Installerを起動すると次のように表示される.
- ここでは環境変数ORACLE_HOMEを設定する. 詳細はドキュメント「Oracle 7.2.3.0.0 インストール その2」を参照.
- OKを選択する.
- Yesを選択する.
- DBMSは導入しないので,"Install/Upgrade Software Only"を選択する.
- "Install from CD-ROM"を選択する.
- "ALL LANGUAGES"を選択する.
- デフォルト(絵の状態)では"No"となっているが,"Yes"を選択する. 選択しないとこの後の作業を続けても稼動しない.
- OKを選択する.
- ここでは,インストール終了後にroot.shを実行せよと書いてあるが不要である.
- どうせオンラインヘルプはドキュメントは英文なので,"For no products"を選択する.
- Solaris特有のドキュメントも不要なので"No"を選択する.(デフォルトはYes)
- "For no products"を選択する.
- SQL*Net V2を使用するためには,次の3つのプロダクトを選択する.
- SQL*Net V2 2.2.3.0.0
- SQL*Plus 3.2.3.0.0(接続テスト用.無くても良い)
- TCP/IP Protocol Adapter (V2) 2.2.3.0.0
- プロダクトを選択した後に,Installを選択する.
- プロダクトのインストールが始まり,しばらく時間がかかるので休憩する.
- OKを選択する.
- OKを選択する.
- ESCキーと1キーを押すと,メニューが選択(反転表示)され,るのでreturnキーを押して,メニューを表示させ,Exitを選択する.
4.SQL*Netの設定
クライアントとしてインストールしたSQL*Netからデータベースへ接続するための設定が必要である.
その設定はtnsnames.oraで行ない,この定義方法はドキュメント「TNS Listenerの設定 for Solaris 〜SQL*Net V2のサーバ側設定〜」の「tnsnames.oraの設定」を参照すればよい.
参考文献
- Oracle Server 7.2.3.0.0 for Solaris 2.5.1
- TNS Listenerの設定 for Solaris
〜SQL*Net V2のサーバ側設定〜
- “tnsnames.oraの設定”を参照.