ストレージ色々
0.更新履歴
- 2001.02.03 新規作成
1.はじめに
このドキュメントは,ストレージについて記述するものである.
2.接続形態
主に,NASとSANが主流である.
NASは,Giga Ether,SANはFibreChannelで接続している.
しかし,NAS製品でもコントローラとハードディスクの間をFibreChannel接続している製品もある.
Giga Etherは,1250Mbps,FibreChannelは100MBなので,つまりByteに単位を直せばGigaEtherは125MBとなる
3.障害通知方法
SNMPで通知する方法と,syslogに書き出すものがある.
4.状態把握
専用のマネージャソフトによって状態を把握することができる製品がある.
MotifベースのUNIX版,WindowsベースのもののようなGUI版もあるが,RS-232C接続などでコンソールでみるしかないものものある.
5.修復
ディスク故障が発生した際に,修復するレベルを設定できる.
レベル | 動作 |
---|---|
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アクセス優先.性能劣化を防ぐ. |
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アクセス性能劣化が起こるが,二重障害(もう1つディスクが故障)するリスクを回避する意味がある. |
製品によって,修復前にスペアディスクを検査するものもある.
性能劣化にも2種類あり,修復まで継続的にダウンしているものと,最初のパリティ計算の際の10分程度に集中しているものとある.
6.キャッシュ
キャッシュは128MB〜2GBと,今後もさらに大容量のものが搭載されていくようである.
故障時にキャッシュ内容を保護する専用電源を持っているものや,故障時はキャッシュOFFに切り替えるもの等がある.
7.電源の切り方
NAS製品は,UNIX(専用,Solaris)が動いている場合が多いようで,telnet接続かコンソール接続してhaltなりshutdownを行う.
SAN製品は,サーバの電源をOFFすれば,あとはいつでも本体の電源をOFFすればよい.
9.PowerSwitchについて
電源ボタンは,[I O]のような一般的なスイッチが多い.
富士通のGR720は,LED付近についているボタンを押してPOWER OFFをメニューで選択しないとOFFできないので誤操作に強い.
NetAppF840は,コントローラに冗長化電源を2つ持っているが,それぞれにスイッチを持っているので,誤操作に強い.
AUSPEXは,わかりにくいところにあるので,誤操作しにくい.