FibreChannel
0.更新履歴
- 2001.02.03 新規作成
1.はじめに
このドキュメントは,FibreChannelについて記述するものである.
2.ファイバチャネルとは
1988年,米国で考案されたもので,ANSI X3T11(SCSI3),ISOで標準化されている.
用途として,コンピュータとストレージ(ハードディスク等)を結ぶ為に用いられる.
従来のSCSIでは,パラレル伝送で,1コンピュータに1〜十台程度の機器を接続するものであったが,FibreChannelではHubやスイッチを用いて複数のストレージやコンピュータを接続することができる.
Fibre Channelには,SCSIコマンド(プロトコル)が実装されており,シリアルSCSIとも呼ばれているようである.
項目 | 内容 |
---|---|
転送速度 | 1Gbps(100MB/sec)〜4Gbps(400MB/sec) |
伝送方式 | 全二重シリアル伝送方式 |
ケーブル | 光ファイバ,STP,同軸 |
距離 | 最長10Km |
ファイバチャネルでは,Hubやスイッチによって,リングトポロジのような接続形態なども可能である.
用語 | 説明 |
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FC-AL | Fibre Channel Arbitrated Loop. 読み書き可能なラインを2本使用可能で,1本100MB/secなので2本で200MB/secの転送容量を持つ. |
FC-PH | Fibre Channel Physican and signaling interface. ハANSI X3.230-1994として標準化された物理層との信号のインタフェイス規格. |
FC-EP | Fibre Channel Enhanced Physical. 物理層を企画したFC-PHを拡張した規格. |
Fabric | ファブリック. FibreChannelスイッチ |