UJP - 技術情報

Life is fun and easy!

不正IP報告数

Okan Sensor
 
メイン
ログイン
ブログ カテゴリ一覧

     

公開キーと秘密キー 解説

公開キーと秘密キー 解説


0.更新履歴

  • 2002.01.18 新規作成

1.はじめに

 このドキュメントでは,公開キーと秘密キーの概念を説明する.

2.暗号化通信について

 暗号化通信では,次の2つの考え方がある.

  • 対称暗号化
    • 暗号化に用いられたキーと複号化に用いられるキーが同じ.
    • 共通鍵暗号方式や,秘密鍵暗号方式と呼ばれる.
    • アメリカ標準暗号アルゴリズム(DES)や,RSA社のRC2,RC4,RC5等がこれにあたる.
    • 鍵の長さは,DESでは56bit,RCnでは可変長.
  • 非対称暗号化
    • 暗号化に用いられたキーと複号化に用いられるキーが異なる.
    • 公開鍵暗号方式 (public key encryption)と呼ばれる.
    • もっとも有名なものは,RSA方式で,DSAという電子署名機能をのみを持つものもある.

3.公開キーと秘密キーを使ったやりとり

  • 非対象暗号化では,秘密キー(プライベートキー)と公開キー(パブリックキー)を用いる.
  • 秘密キーは,誰にも公開してはならない
  • 公開鍵暗号化方式での文書のやり取りは次の手順となる.
  • Mr.Aが,Mr.Bに文書を送りたいとする.

  • 事前に,Mr.Bは,公開キーと秘密キーを作っておく.

  • さらに,Mr.Bは,Mr.Aに対して,公開キーを送っておく.

  • 文書を送りたいMr.Aは,Mr.Bから受け取った公開キーを使って,暗号化済み文書を作成する.

  • Mr.Aは,作成した,暗号化済み文書をMr.Bに送付する.

  • Mr.Bは,自分しかもっていない秘密キーを使って,Mr.Aから受け取った暗号化済み文書を元の文書に戻す.(復号化という



広告スペース
Google