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IEEE 802のカテゴリ


IEEE 802のカテゴリ


0.改定履歴

  • 1998.08.25 初版
  • 1999.11.18 iBookのAirPortについて追加.

1.はじめに

 このドキュメントは,IEEE 802のカテゴリについてまとめるものである.

2.IEEE 802とは?

 IEEEは,次のような仕様を確定しているものである.

  • ネットワークアダプタカード
  • ワイドエリアネットワークの構成要素
  • ツイストペアおよびネットワークケーブルの構成要素

 制定するプロジェクトが1980年2月にスタートしたことからこの名前が付いている.

3.IEEE 802のカテゴリ

IEEE 802 内容
802.1 インターネットワーキング
802.2 LLC(論理リンク制御)
802.3 CSMA/CD LAN(イーサネット)
802.4 トークンバスLAN
802.5 トークンリングLAN
802.6 MAN(都市規模ネットワーク)
802.7 ブロードバンド技術委員会
802.8 光ファイバ技術委員会
802.9 音声およびデータの統合ネットワーク
802.10 ネットワークセキュリティ
802.11 ワイヤレスネットワーク
802.12 デマンドプライオリティアクセスLAN(100BaseVG-AnyLAN)

4.データリンク層の分割

 IEEE802委員会では,OSI7層モデル中のデータリンク層について,詳細な仕様を設定すべく,大きく2つに分類した.

  • LLC(論理リンク制御)
    • データリンク通信を管理し,サービスアクセスポイントと(SAP)呼ばれる論理インタフェイスポイントを定義している.
    • 他のコンピュータはSAPを経由してLLCサブレイヤから上位層(ネットワーク層)にデータを転送している.
    • この企画はIEEE 802.2で定義してある
  • MAC(メディアアクセス制御)
    • コンピュータのネットワークアダプタカードに対し,物理層への共有アクセスを提供する.
    • MAC層はネットワークアダプタカードと直接通信士,エラーのないデータを配信する.

 IEEE 802.3,802.4,802.5,802.12は,MACサブレイヤとOSIの物理層に対する定義を行っている.

5.iBook

 AppleのiBookに実装されているワイアレスネットワークは,802.11である.


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