Dell OpenManage Array ManagerでRAIDを作成する
0.改訂履歴
- 2003.07.17 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,8本のディスクを使って,RAID0+1(RAID10)を作成する手順を説明する.
2.Virtual Diskの作成
- RAIDカード上のArray Groupと,認識されているハードディスクを確認する.
- Array Group1があり,ディスクが8本認識されている.
- [Array Group1]→右クリック→[Create Virtual Disk]を選択する.
- デフォルトだと,RAIDのタイプがConcatenated(単純連結)になって,全ディスクが選択されている.
- 単純連結等は,RAID0とも違うもので,Windows Serverの「ボリュームセット」と同じ事.
- チャンネルch1を選択して,選択されているディスクを確認する.
- 構成に問題がなければ[Finish]ボタンを押す.
- これでVirtual Diskが作成される.
3.シグネチャの書き込み
- Virtual Diskを作成しただけだと,次のようにエラーが表示されている.
- これはディスクを認識するシグネチャデータが書き込まれていないためである.
- [Write Signature]でデータを書き込む.
- [OK]
- エラー表示が無くなった.
- このシグネチャというのは,普段はあまり意識しなくても良いが,たとえば,こんな時に有効.
- サーバの電源をOFFにして,ディスクを抜いて埃を掃除して再度差し込む時に,シグネチャがあれば順番がいい加減でもOKなのです.
4.ボリュームの作成
- Disksリストから,Virtual Diskを表示する.
- 右クリックで[Create Volume...]を選択する.
- [次へ]
- 作成するVirtual Diskを選択する.
- パーティションタイプを選択し容量を入力する.
- ドライブレターを選択する.
- ファイルシステムやブロックサイズを選択する.
- これまで設定した内容を確認し,よければ[完了]ボタンを押下する.
- ドライブFが完成.