回復コンソールのコマンド
0.改訂履歴
- 2002.08.31 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,回復コンソールで利用するコマンドのを説明する.
2.回復コンソールで利用できるコマンド
- 回復コンソールでは,次のようなコマンドを利用できる.
- なお,ファイル操作を行う,COPY,DELETE,MD,RD,RENは,ワイルドカードが使えない.
| コマンド | 説明 使い方 |
|---|---|
| ATTRIB | ファイルやフォルダ属性を変更する. |
| attrib -|+[c] [h] [r] [s] <ファイル名>
R読みとり専用 |
|
| BATCH | テキストファイルに指定したコマンドを実行する. |
| BATCH 入力ファイル 出力ファイル | |
| CHDIR(CD) | 現在のディレクトリを表示したりディレクトリを移動する. |
| CHKDSK | ディスクをチェックし,修復したり出来る. |
| chkdsk ドライブ /p /r
/P ドライブの状態が,不良フラグが設定されていないか確認する. /R 不良セクタが見つかったら,回復する.(/Fと同じ) |
|
| CLS | 画面をクリアする. |
| COPY | ファイルをコピーする. |
| DELETE(DEL) | ファイルを消す. |
| DIR | ファイルとフォルダの一覧を表示する. |
| DISABLE | サービスかドライバを無効にする. |
| disable サービス名 | |
| DISKPART | ハードディスク上のパーティションを管理する. |
| diskpart /add デバイス名 ドライブ名 パーティション サイズ | |
| ENABLE | サービスやドライバを開始する. |
| EXIT | 回復コンソールを終了する. |
| EXPAND | キャビネットファイル(.cab)で圧縮保存されているファイルを展開して取り出す. |
| expand コピー元 /f:抽出ファイル コピー先 /y /d | |
| FIXBOOT | ハードディスク上のブートセクタを書き直す. |
| fixmbr ドライブ名(ドライブレター) | |
| FIXMBR | マスターブートレコードを書き直す. |
| fixmbr デバイス名
デバイス名を省略すると,ブートデバイスになる. 通常,デフォルトで良いと思われる. |
|
| FORMAT | 指定されたドライブを,指定されたファイルシステムでフォーマットする. |
| format ドライブ /q /fs:ファイルシステム
ファイルシステムは,以下の選択肢となる. FAT |
|
| HELP | 回復コンソールのコマンドのヘルプ. |
| LISTSVC | サービスとドライバの一覧を表示し,スタートのタイプを表示する. |
| LOGON | ローカル管理者権限でログオンする. administratorのパスワードが必要. |
| MAP | ドライブの詳細なマッピング情報が表示される. ドライブ文字,ファイルシステムタイプ等. |
| map arcデバイス名 | |
| MKDIR(MD) | ディレクトリを作成する. |
| MORE | 画面上にテキストファイルを1ページ毎に表示する. |
| RENAME(REN) | ファイル名を変更する. |
| RMDIR(RD) | ディレクトリを削除する. |
| SET | 回復コンソールの環境変数を表示したり設定する. |
| SYSTEMROOT | 環境変数%SYSTEMROOT%で示されるOSのインストールディレクトリを,現在のディレクトリに設定する. |
| TYPE | 画面上にテキストファイルを表示する. |

