PAEのON/OFFによる変化
0.改訂履歴
- 2003.06.27 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,Windows2000にて,PAEの設定をON/OFFにする事で発生する変化の状態を確認してみた結果を説明する.
2.PAEって
- PAEとは,Physical Address Extentionの略.
- 4GB以上のメモリを搭載した場合に32bitなので物理メモリのアドレスが表現できないが,それをアドレッシングを拡張する手段.
- 以降では8GBの物理メモリを搭載したマシンで,PAEを有効にした場合と無効にした場合でのOSの変化について説明する.
- なお,PAEのON/OFFの方法はドキュメント「PAE X86 〜Physical Address Extention:物理アドレス拡張〜」を参照
3.PAEをONにした状態
- タスクマネージャを確認する.
- 7.6GBの物理メモリが認識されている.
- また,システムのプロパティを確認してみる.
- ここでも7.6GBのメモリが確認できる.
- そして,ボタンが[物理アドレス拡張]と表示されている.
- このボタンは押してもあまり意味はない.
4.PAEをOFFにした状態
- boot.iniファイルを変更し,リブートしてみる.
- まずはタスクマネージャを確認.
- メモリが7.6GBから3.4GBに減っている.
- 本来なら4GBになってるはずだが,まぁ「4GB以下になっている」のでよしとして...
- システムのプロパティを確認する.
- 同じく3.4GBと,先ほどのボタンが[サポート情報]となっている.
- このボタンが何故変化するか,その意図は,知らない.