PAE X86
〜Physical Address Extention:物理アドレス拡張〜
0.改訂履歴
- 2003.06.09 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,Windows2000 Advanced ServerでのPAEについて説明する.
2.PAE X86とは
- PAE X86は,以下の条件によりより多くの物理メモリを仮想アドレス空間にマップする事が可能となる.
- Pentium Pro以降のプロセッサ
- 4GB以上のRAM
- 450NXまたは互換チップセット
- Address Windowing Extensions(AWE)というAPIセット
- Windows2000 Advanced Server
- つまり,32bitなので4GB空間だけど物理的に4GB以上搭載しているマシンで,4GBオーバーのメモリアドレス部分にアクセスできる.
- Address Windowingっていうくらいなので,メモリバンク切り替えをしながら使うのだと思われる.
- AWEに対応しないアプリケーションを利用している場合でも,OSがページングを行う率が下がると考えられ,システム全体としてはパフォーマンスが向上すると考えられる.
3.PAEの設定方法
- boot.iniファイルのARCパスに,/PAEを追加する
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT="W2K" /PAE /basevideo /sos |
- 有効にするにはリブートが必要.