ATOK8 for Solaris
0.改定履歴
- 1997.06.26 初版
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1に別CD-ROMで付属しているATOK8をインストールして使う方法である.
2.最初から入っている仮名漢字変換ソフトってば..
CONTROL+SPACEで日本語入力モードの切り替えを行ない,CONTROL+Nで変換なんていう,効率の悪い?使い勝手なので,ジャストシステムのATOK8を使いましょう.
で,Solaris2.5.1をインストールしたところ,勝手に入っているのはATOK7で,こちらでも良い人はドキュメント「ATOK7 for Solaris」を参照してください.
3.ATOK8のモジュールのインストール
ATOK8は,普通にOSをインストールしただけでは,そのモジュールがインストールされないので,次の手順で最初にモジュールをインストールする必要が有る.
3.1.ATOK8のモジュールのインストール
- rootユーザでログインする.
- X-Windowsでログインする.
- "Desktop 1.1"と書かれたCD-ROMを入れる. 普通は必要ないはずだが,ボリューム管理デーモン(vold)が稼働していない場合はCD-ROMをマウントする.
- コマンドツール,あるいは端末エミュレータを起動する.
- /cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparcへディレクトリを移動する.
- pkgaddコマンドを使い,インストールを開始する. このオプションはクォーテーションではなくバッククオートである事を注意する.
root@duo: cd /cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparc </cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparc> 中のパッケージインスタンス <JSat8xw> を処理しています。 Input Method Server ATOK8 for Japanese Solaris /usr/openwin/share/man/man1/atok8migd.1 Installation of <JSat8xw> was successful. root@duo: |
- ファイルのコピーなどが終了し,最後に"successful"が表示されることを確認する.
3.2.ATOK8アンサーブックのインストール
もし必要が有れば,続いてATOK8用のヘルプファイルであるアンサーブックのファイルを導入する. 前提として,当然アンサーブックが導入されている必要が有る.
- /cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparcへディレクトリを移動する.
- pkgaddコマンドを使い,インストールを開始する. このオプションはクォーテーションではなくバッククオートである事を注意する.
root@duo: cd /cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparc </cdrom/ja_solaris_2_5_1_desktop_1_1/ATOK8/sparc> 中のパッケージインスタンス <JSat8xab> を処理しています。 Input Method Server ATOK8 for Japanese Solaris ## 第 1 部 (全 1 部) をインストールしています。 [ クラス <none> を確認しています。] Installation of <JSat8xab> was successful. root@duo: |
4.ATOK8のセットアップ
/usr/openwin/bin/atok8setupを実行する. このセットアップはユーザ毎に行なう必要が有る.
root@duo: /usr/openwin/bin/atok8setup # .openwin-init ファイルをセットアップしています... root@duo: |
これでCDEおよびOpenLook(OpenWindows)環境で利用できるようになる.
5.起動方法
- 次回X-Windowを起動するとATOK8を使用することが出来る様になる.
- また,/usr/openwin/bin/atok8を実行することによって利用することが出来るようになる.
6.辞書のカスタマイズ等
辞書ツール及び環境のカスタマイズについては,ATOK7の様に難しくなく,ATOK8が起動していればウィンドウツールがあるので,そこからアクセスすることが出来る.
参考文献
- Solarisの付属のドキュメント
- ATOK8のインストールとセットアップ 1995年7月