ATOK7 for Solaris
0.改定履歴
- 1997.06.19 初版
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でCDE(Common Desktop Environment:共通デスクトップ環境)をインストールした場合に勝手に入っている?ATOK7を使う方法を示す.
2.最初から入っている仮名漢字変換ソフトってば..
CONTROL+SPACEで日本語入力モードの切り替えを行ない,CONTROL+Nで変換なんていう,効率の悪い?使い勝手なので,ジャストシステムのATOK7を使いましょう.
3.ATOK7のセットアップ
/usr/bin/atok7.setupを実行する. このセットアップはユーザ毎に行なう必要が有る.
root@duo: /usr/bin/atok7.setup # Installing user dictionary... root@duo: |
環境によっては日本語で表示されるかもしれない.
root@duo: /usr/bin/atok7.setup # ユーザー辞書をインストール中です。 root@duo: |
これを実行すると,ユーザのホームディレクトリ以下にの.Xdefaultsに以下のような文が追加される. .Xdefaultsが無ければ作られるはず.
htt.if_name: xci *xci*csName: atok7 |
これだけで,次回X-Windowを起動するとATOK7用の“入力サーバ”(htt)が起動する.
4.使い方
入力サーバが起動したならば,CONTROL+SPACEキーにて日本語入力モードになる.
コマンドツールでは,次のようになる.
入力した文字の変換は,SPACEキーで行なうことが出来る.
5.システム辞書メンテナンスツール
atok7のシステム辞書メンテナンスツールは,実体は/usr/lib/mle/ja/atok7/atok7sdictool にあるが,/usr/openwin/bin/atok7sdictoolとしてリンクもされている.
6.ユーザ辞書メンテナンスツール
atok7のユーザ辞書メンテナンスツールは,実体は/usr/lib/mle/ja/atok7/atok7udictool にあるが,/usr/openwin/bin/atok7udictoolとしてリンクもされている.

7.キー操作などのカスタマイズ
PC用のATOKでは,キーのバインド,変換形式,句読点などの設定はウィンドウで稼働するツールが装備されているが,このATOK7ではリソースファイルを編集する事で設定する.
リソースファイルは,以下の場所に存在する.
!! !!コード体系(C) 0x1:JIS 0x2:区点 0x3:EUC 0x4:シフトJIS !!*xci*atok7.config.C: 0x3 |
リソースファイルの中身は上記のようになっているが,これの設定を行なうには,行頭のコメント(!!)を削除し,値を設定する.
!! !!コード体系(C) 0x1:JIS 0x2:区点 0x3:EUC 0x4:シフトJIS *xci*atok7.config.C: 0x1 |