Solaris2.5.1のメモ
〜システム環境設定ファイル編
0.改定履歴
- 1997.06.19 初版
- 1997.07.01 /etc/defalut/loginを外だしした.
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でCDE(Common Desktop Environment:共通デスクトップ環境)をインストールした場合でのちょっとしたシステム環境ファイルの話である.
2./etc/passwd
このファイルは,ユーザ管理を行なうファイルである. Solaris1.x(SunOS4.x)では,ユーザ情報及びパスワードの管理を行なっていたが,Solaris2.xからはパスワードは/etc/shadowファイルに分割されている.
root:x:0:1:Super-User:/:/usr/bin/csh daemon:x:1:1::/: bin:x:2:2::/usr/bin: sys:x:3:3::/: adm:x:4:4:Admin:/var/adm: |
ユーザの作成は,GUIツールである/usr/bin/admintool(/bin/admintool)を用いて作成した方が簡単である.
3./etc/shadow
/etc/passwdで述べたとおり,ユーザのパスワードが記述されているファイルである. 当然の事だが,パスワード情報はrootユーザでも元の情報を知ることは難しい.
root:nRUqi08/4DJH2:9819:::::: daemon:NP:6445:::::: bin:NP:6445:::::: sys:NP:6445:::::: adm:NP:6445:::::: |
では,Solaris1.x(SunOS4.x)の時には/etc/passwdファイルに一緒にかかれていたのと何が違うのか?というと,このファイルへはrootユーザしかアクセスできないようになっていると言うことです.
4./etc/default/login
このファイルは,loginしたときのデフォルトの設定である.
4.1.CONSOLE記述
rootユーザがリモートから接続する事を許可・不許可する設定である. この設定についてはドキュメント「rootユーザでリモート接続する方法」を参照する.
4.2.PASSREQ
パスワード無しのユーザがログインした時に,パスワードを付けるように催促するには,次の設定にする.
# PASSREQ determines if login requires a
password. # PASSREQ=YES |
5./etc/default/passwd
このファイルは,パスワードについての設定です.
#ident "@(#)passwd.dfl 1.3 92/07/14
SMI" MAXWEEKS= MINWEEKS= PASSLENGTH=6 |
MAXWEEKSは,最長有効日数,MINWEEKSは最短有効日数,PASSLENGTHはパスワードの最低文字数です. つまり,MAXWEEKS毎にパスワードを変更しなければならず,そのパスワードは最低MINWEEKSは変更できません.
6./etc/nsswitch.conf
このファイルでは,ホスト名を検索する順序を指定します.
たとえば,ホスト名を検索する順序のサンプル以下にあげます.
hosts: files |
hosts: nis dns files |
hosts: nis dns [NOTFOUND=return] files |
7./etc/resolv.conf
DNSが稼働しているマシンを指定する.
domain rarara.co.jp nameserver nnn.nnn.64.12 nameserver nnn.nnn.64.11 |