rootユーザでリモート接続する方法
0.改定履歴
- 1997.07.01 初版
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でCDE(Common Desktop Environment:共通デスクトップ環境)をインストールした場合で,デフォルトではrootユーザでリモートマシンからtelnetあるいはrloginなどで接続できない. これを出来るようにする設定を説明する.
2.出来ない理由
リモートからrootで接続出来ない理由としては,Solaris2.xではセキュリティ面を考えてこれをデフォルトでは許可しないようにしているためである.
たとえば,接続しようとすると以下のようなメッセージが表示されて接続できない.
UNIX(r) System V Release 4.0 (duo) login: root Not on system console |
これを出来るようにするには,環境ファイルを編集する必要が有る.
3./etc/default/loginの編集
この設定は,/etc/default/login内に記述してある.
16行目〜19行目辺りにCONSOLEに対しての記述が有るが,これがコメントアウトされていないとrootユーザでもリモートからのログインが可能にならない.
# If CONSOLE is set, root can only login
on that device. # Comment this line out to allow remote login by root. # #CONSOLE=/dev/console |
上記のサンプルのように編集して保存すれば,次回からは接続できるようになる.