Oracle9i 9.0.1 for Linux Install 〜Step 5 インストールタイプやプロダクトの選択〜
Oracle9i 9.0.1 for Linux Install
〜Step 5 インストールタイプやプロダクトの選択〜
0.更新履歴
1.はじめに
このドキュメントでは,RedHat 7.1に,Oracle9i 9.0.1をインストールする手順を示す.
2.CD-ROMのマウント
- Oracle9iでは,CD-ROMが3枚になっている.
- それらをマウント&アンマウントを繰り返しながらインストールすることとなる.
- Oracle9i Release1 9.0.1 for Linux Intel CD 1 of 3をセットする.
- CD-ROMをマウントする.
root@poweredge root]# mount /dev/cdrom /mnt/cdrom
mount: ブロックデバイス /dev/cdrom は書き込み禁止です、読込み専用でマウントします
[root@poweredge cdrom]#
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[root@poweredge root]# cd /mnt/cdrom
[root@poweredge cdrom]# ls
doc index.htm install oidupgrade response runInstaller stage
[root@poweredge cdrom]#
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- インストールは,このrunInstallerを実行する事となる.
3.インストーラの実行
- rootのホームディレクトリに戻る.
- oracle9iユーザで接続する.
- ユーザディレクトリに移動する.
[root@poweredge cdrom]# cd
[root@poweredge root]# su - oracle9i
[oracle9i@poweredge oracle9i]$ pwd
/opt/oracle9i
[oracle9i@poweredge oracle9i]$
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- runInstallerを実行する.
- ここで,/mnt/cdromディレクトリでインストーラを実行すると,CD-ROMを入れ替えるときに取り出せなくなるので注意する.
- 1回取り出せなくて困った・・・
- マニュアルには,注意書きでかかれているが,具体的に書いてない.とても不親切!
[oracle9i@poweredge oracle9i]$ /mnt/cdrom/runInstaller &
[1] 1524
[oracle9i@poweredge oracle9i]$
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4.インベントリ(持ち物)の確認
- そのマシンに,初めてインストールを行う場合だけ,このダイアログが表示される.
- このダイアログを次回も出すようにするには,/etc/oraInst.locファイルを消せばよい.
- [OK]ボタンを押下する.
5.UNIXグループの設定
- [UNIXグループ名]に,"dba"と入力する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- この画面を表示させたまま,シェルを起動して,rootユーザになり,orainstRoot.shを実行する.
oracle9i@poweredge root]$ cd /tmp
[oracle9i@poweredge tmp]$ ls
OraInstall OraInstall0 jd_sockV4 orainstRoot.sh orbit-root
[oracle9i@poweredge tmp]$ su
Password:■■■■■■
[root@poweredge tmp]# ls
OraInstall OraInstall0 jd_sockV4 orainstRoot.sh orbit-root
[root@poweredge tmp]# ./orainstRoot.sh
Oracleインベントリ・ポインタ・ファイルを作成しています。(/etc/oraInst.loc)
グループ名変更中: /opt/oracle9i/oraInventory から dba.
[root@poweredge tmp]#
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- ここでインストールしたファイルは,dbaグループの管理下に置かれるように設定される.
- シェルの実行が終了したら,[続行]ボタンを押下する.
6.インストール元ファイルと,ORACLE_HOMEの指定
- [次]ボタンを押下する.
- ORACLE_HOMEの場所を変更する場合は,“インストール先”のパスを変更する.
- ちょっと待つ.
7.インストールタイプの設定
- 次の画面で,インストールする製品(クライアントモジュールかサーバか管理サーバか)を選択する.
- 今回は,データベースをインストールする.
- [Oracle9i Database 9.0.1.0.0]をチェックする.
- [次へ]ボタンを押下する.
- 購入したOracleにあわせて選択する.
- [Enterprise Edition]を選択する.
- [次へボタン]を押下する.
- ちょっとまつ.
8.データベース設定の選択
- データベースの設定を選択する.
- [General Purpose]を選択する.
- ここで設定したものは,業務特性,「トランザクション業務」とか「データウェアハウス」等のデフォルトの設定の初期データベースの作成を行ってくれたり,ソフトウェアだけをインストールする手順を選択できる.
- デフォルトのインスタンスが不要で,自分でカスタムでインスタンスを設定する際には,[Software Only]を選択する.
- [次へボタン]を押下する.
9.グローバルデータベース名とSIDの設定
- [Global Database Name]に"ora9"と入力する.(SIDも自動的に入力される)
- 本来なら,GlobalDatabaseNameには,ora9i.oracle.sybase.db2.comみたいなインターネットドメイン名を入れる方が良いらしい.
- [次へボタン]を押下する.
10.キャラクタセットの設定
- [Choose one of the common character sets]を選択する.
- リストから,[Japanese JA16SJIS]を選択する.
- デフォルトでは,Japanese JA16EUCが設定されているはず.
- これは,インストールを行っているoracle9iユーザのLANG変数にEUCコードが指定されているからだと思われる.
- むかし,Oracle7.2の頃?までは,Oracleは内部的にSJISに無理やり対応しているので,EUCコード体系にするよりパフォーマンスが悪いという話を聞いたことがあったが? 関係ない?
- [次へボタン]を押下する.
11.JDKホームディレクトリの指定
- JDKがインストールされているディレクトリを指定する.
- ここでは,/opt/jdk1.2.2を指定する.
- よって,事前にJDKをインストールしておく必要がある.
- Oracleインストーラも,JREをいれるようなのだが?
- よって,1回途中まででインストールを失敗すると,このダイアログがでなかったりして...
- なお,この段階でもインストールできるので,ドキュメント「RedHat
LinuxにJDKを入れる」を見ながら設定しても良い.
- JDKをインストールしていないと,この後のインストールプロセスの途中で失敗する.
- [次へボタン]を押下する.
12.選択したプロダクトの確認
- リストにあるものを確認する.
- 良ければ,[インストール]ボタンを押下する.