Oracle Server 7.2.3.0.0
for Solaris 2.5.1
for Solaris 2.5.1
インストール
〜その5 管理者ユーザと内部漢字コード設定〜
0.改定履歴
- 1997.08.26 初版
6.OSのアカウントの設定
ここでは,OSのアカウント(つまり,Unix上のユーザおよぶグループ)を,Oracleのどのグループに割り当てるかを指定する.
Oracleには,大きくわけて2つのユーザが存在する.
- DBA
- データベース管理者のグループ.
- OSOPER
- データベースユーザ(一般ユーザ)
ここでは,それぞれをOSのどのグループと一致させるかを設定する.
OS側のアカウントは,ドキュメント「Oracle
7.3.x for Solaris 〜インストール前作業編〜」を参考として,予め作成しておく.

- Oracleのデータベース管理者の所属するグループ(DBA Group)に所属するUnixのグループを指定する.

- ここでは,Oracleの一般ユーザが所属するグループを指定する.
- 省略時はdbaとなっているが,osoperを作成しておけば,それを指定しても良い.
7.データベースの諸設定

- ここでは,インスタンスFG1に対するデータベース名を入力する.
- SIDと同じものを入力すれば良いとおもわれる.
- サンプル画像は,ORACLE_SID=FG1でインストールしているものである.

- ここでは,Oracleが内部的に持つ文字コードを設定する.
- 一覧では,JA16EUCという,EUCコードに対応した文字コードが表示されているが,SJISで行ないたい場合には,(Others.)を選択する.
- (Others.)を選択すると,次のようになる.

- ここで,"JA16SJIS"を入力する.
8.Oracleビルトインユーザのパスワード設定
ここでは,Oracle内部で使用するビルトイン(最初から設定される)ユーザに対してパスワードを設定する.
デフォルトで作成されるユーザは,systemおよびsysユーザである.

- Oracle内部で使うユーザ"system"に対するパスワードを付ける.

- ユーザ"system"のパスワードを再入力する.

- Oracle内部で使うユーザ"sys"に対するパスワードを付ける.

- ユーザ"sys"のパスワードを再入力する.

- Oracleの起動などを行なうinternalユーザのパスワードを設定する.
- ここでパスワードを付けてしまうと,この後のインストーラの動作で不具合がでるらしいので,ここでは設定しない.

- SQL*Net V2をインストールした場合,TNS Listenerというサーバプロセスが稼動するが,そのTNS Listenerとの接続を行なう時のパスワードを設定する.

- TNS Listenerのパスワードを再入力する.

- 「マルチスレッドサーバの設定をして,TNS Listenerを自動的に起動するか?」と尋ねているので,Yesを選択する.
- 図ではNoが選択された状態になっているが,これはデフォルトである.