最終的に三人を探し出す．二人は今でもつるんでいてその一人はラーメン屋を経営し成功．もう一人はそのラーメン屋から過去をバラすと金をせびる．無心がエスカレートして二人は自滅．主犯格は余命幾ばくもない病で入院している事を突き止める．

　滝沢秀明はこれまで見てきた他の依頼人の犯罪被害者の様に相手を刺して自分も犯罪者になるのか，言葉で見えないナイフを突き立て永遠に消えない精神的な傷をあたえるのか．．．
　悪党に制裁を与えるとその時点で自らも悪党になる．犯罪被害者や遺族はいくら償っても許してくれない事を悪党は知っているので謝る事はしない．悪党でも法の元に守られて手出しができない部分がある．

　ドラマの途中で出てくる沢山の未成年犯罪者を弁護してきた奥田瑛二演じる弁護士が自分なりの制裁を加え幕を閉じる．

　ヒロインは北乃きい．この役所も切ないね．
　映画の「悪人」「手紙」と，同じ様な，立場とは紙一重という事を描いた作品でした．