W2K ProのODBCでSybaseに接続する
0.更新履歴
- 2001.12.03 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,Linux版のSybase SQL Server 11.0.3.3#ESD6に,Windows2000 Professional SP2+Office2000 9.0.4402 SR-1(SR1とSP2)を適用したマシンに入っている,SQL Server用ODBCドライバ3.70.09.61を使って接続する手順について説明する.
なお,データベースは,Red Hat 6.2でIPアドレスは10.0.200.61,ポート番号は5000を使用している.
また,接続のためにsaユーザを用いているが,接続の確立が終了した後は,Sybase上の適切なユーザIDに変更する.
また,設定後,ExcelでODBC経由でSybaseに接続し,pubs2データベースからデータを取り込んでみる.
2.ODBCの設定手順
- [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[管理ツール]を開く.
- [データソース(ODBC)]を開く.
- [システムDSN]タブを開く.

- [追加]ボタンを押下する.
- 一覧の中から,SQL Serverを選択する.

- [完了]ボタンを押下する.
- [SQL Serverに接続するための新規データソースを作成する]画面が開く.
- データソース名などを次のように入力する.

- [サーバ]名のところは,プルダウンになっているが,かまわずDBサーバのIPアドレスを入力する.
- [次へ]ボタンを押下する.

- [ユーザが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う]をチェックする.
- [SQL Serverに接続して追加の構成オプションの既定の設定を取得する]をチェックをはずす.
- [クライアントの設定]ボタンを押下する.
- [ネットワークライブラリの設定の追加]画面が開く.

- [ネットワークライブラリ]で[TCP/IP]をチェックする.
- 接続パラメータで,IPアドレスとポート番号を入力する.
- [OK]ボタンを押下する.

- [次へ]ボタンを押下する.

- [次へ]ボタンを押下する.

- [SQL Serverのシステムメッセージを以下の言語に変更する]をチェックする.
- リストボックスから,“Japanese”を選択する.
- [文字データを変換する]をチェックする.
- [出力時の通貨,数値,日付,時刻の形式にはシステムの地域設定を使用する]をチェックする.
- [完了]ボタンを押下する.
- 次のような画面が表示される.

- [データソースのテスト]ボタンを押下する.
- 次のような画面が表示される.

- 上記のようにエラーになった.
- ここでにんまり. エラーが,Login failedなので,SQL Serverが返事を返していることがわかる.
- [OK]ボタンを押下する.
- 次のように最初の画面に戻る.

- [名前]で[SybaseTest]を選択して,[構成]ボタンを押下する.

- [次へ]ボタンを押下する.

- [SQL Serverに接続して追加の構成オプションの既定の設定を取得する]をチェックする.
- ログインIDにsaを入力する.
- パスワードを入力する.
- [次へ]ボタンを押下する.

- [既定のデータベースを以下のものに変更する]をチェックすると,ドロップダウンにSQL Server内にあるデータベース一覧が表示された!
- ここでは,masterデータベースを選択しておく.

- [次へ]ボタンを押下する.

- [SQL Serverのシステムメッセージを以下の言語に変更する]をチェックする.
- リストボックスから,“Japanese”を選択する.
- [完了]ボタンを押下する.

- [データソースのテスト]ボタンを押下する.
- 次のようなダイアログが表示される.

- つながった.
- [OK]ボタンを2回押下してODBCの設定画面を閉じる.
3.ExcelからODBCを使ってpubs2のデータを持ってきてみたりする
- 前での設定でODBCで接続できたので,ExcelからODBCドライバ経由でデータを持ってくる.「
- Excelを起動する.
- [データ]→[外部データの取り込み]→[新しいデータベースクエリ]を選択する.
- 次のような画面が表示される.

- 先ほど作成したデータベース(SybaseTest)を選択する.
- [OK]ボタンを押下する.

- ログインIDとパスワードを入力する.
- [オプション]ボタンを押下する.

- [オプション]部分で,データベースをpubs2に設定する.
- [OK]ボタンを押下する.
- pubs2データベース内のテーブルが表示される.

- [使用可能なテーブルと列]で,[authors]を選択し,画面真中にある[>]ボタンを押下する.
- 次のよう画面になる.

- [次へ]ボタンを押下する.

- 必要であれば,抽出条件を入力する.
- 今回の例では,条件設定をしない.
- [次へ]ボタンを押下する.

- [次へ]ボタンを押下する.

- [Microsoft Excelにデータを返す]をチェックする.
- [完了]ボタンを押下する.

- クエリ結果を収録するセル位置などを設定する.
- [OK]ボタンを押下する.

- Excelに取り込めた.