NetBEUI
0.改定履歴
- 1998.08.25 初版
- 1998.09.16 誤字修正
1.はじめに
このドキュメントは,NetBEUIについて説明するものである.
2.NetBEUI
NetBEUIは,NetBIOSの拡張ユーザインタフェイス(NetBIOS Extend User Interface)の事である.
NetBEUIは,NetBIOSと一緒にされ1つのプロトコルとして扱われてきた. しかし,いつしかセッション層プロトコルであるNetBIOSを分離し,他のルーティング可能なトランスポートプロトコルと一緒に使えるようにしたため,別々に考えられるようになった.
ルーティング可能なTCP/IPプロトコルに,NetBIOSを絡めたものを,NetBT(NetBIOS over TCP/IP)などと呼んだりする.
NetBIOSはIBMのセッション層LANインタフェイスで,ネットワーク上のプログラム間のセッションを確立するツールを提供しており,多くのアプリケーションプログラムがサポートしている.(メジャーなところではファイルマネーじゃとかエクスプロラーが該当する)
NetBEUIは,サイズが小さく効率の良いトランスポート層プロトコルで,全てのMicrosoft のネットワーク製品にて提供されている. スタックサイズが小さいことでMS-DOSベースのコンピュータに有利でデータ転送が速いという特徴がある.
しかし転送(ルーティング)ができないのと,Microsoft以外のコンピュータのネットワークでは普通使われてない.