Macintoshのネットワーク接続
〜LocalTalk〜
0.改定履歴
- 1998.05.01 初版
1.はじめに
このドキュメントは,WindowsNTにて,Macintoshを接続する際に,どのようにするかを説明するものである.
2.Macintoshのネットワーク
Macintoshは,たしか,1985年に発売されたMacintosh Plusというコンピュータから,ネットワークインタフェイスを持っている. これは,RS-232Cの上位互換であるRS-422というポートを使ったものである. このインタフェイスを用いた通信をLocalTalkネットワークという. 他には,拡張カードでEthernetカードを増設した場合は,EtherTalkといい,Token Ringカードを増設している場合にはTokenTalkという.最近では赤外線を用いたIrTalkなどがある.
これらは全て物理層の話で,この上で流れるプロトコルはAppleTalkである.
3.Microsoftの考え
LocalTalkは,最大230Kbpsという速度で,高速とは言えない部類に入る.(ISDNはBチャンネル2つでも64Kbpsだが) 5年くらい前から,Ethernetカードを標準装備した個人向けMacintoshが出ているにも関わらず,Microsoftは,いまでも企業内におけるMacintoshユーザはLocalTalkを使っていると考えているようである.
4.LocalTalkで構築されたネットワークにNTサーバを導入
NTサーバには,Service for Macintoshという機能を実装している. このサービスを用いることで,NTサーバはMacintoshのファイル&プリントサーバとなることが出来る.
LocalTalkは,前述のようにRS-422というシリアルポートを用いているので,NTサーバは,AppleTalkをシリアルポート経由で話せるようにならなければならない.
この場合,「LocalTalkカードをNTにインストールする」のだそうだ.
こうすることによって,MacintoshのLocalTalkネットワークにNTサーバがサーバとしてシームレスに接続することが出来る.
ただ,LocalTalkカードは,あまり売ってないと思う.(みたことない)
5.LocalTalkで構築されたネットワークで,IPを使うようにする
前でのLocalTalkカードをNTサーバにインストールした場合で,NTサーバにEthernetカードがインストールされていれば,ルーティング機能を用いてTCP/IPをLocalTalkに流すことが出来る.