特権ログオン
0.改定履歴
- 1997.09.25 初版
- 1998.03.16 加筆とHTML化
- 1998.03.20 リンクの追加と誤字修正
1.いろいろなドメインに接続したい
複数のドメインを管理しているアドミニストレータのあなたは,いろいろなドメインにログオンする必要性が出てくる.
しかし,その都度,コントロールパネルで自分の所属するドメインを変更し,OSを再起動した後でログオンし直す...これを繰り返さなければならないのであろうか.
2.信頼関係を利用する
たとえば,自分が普段利用しているドメインのDomainAから,他のドメイン,DomainBに接続する場合,前出の用に再度ログオン手順を取らなければならない.
もしDomainBがDomainAに対して信頼関係を結んでいれば,DomainAへのログオンだけでDomainBへの資源へのアクセスが可能である.
しかし,完全なるドメイン設計,ネットワーク運用が確立していない過渡期であった場合や,信頼関係を持たないように設計されたネットワークであった場合には,信頼関係を利用してアクセスすることはすぐには難しい.
そこで,特権ログオンを利用する.
3.特権ログオンの設定
特権ログオンとは,WindowsNTがユニークにもってる機能であるとおもわれる. たとえば,2つのドメインがあった場合に,その2つのドメインにユーザ名とパスワードが同じユーザであれば接続できてしまうと言うものである.
つまり,接続したいドメインに,自分が普段利用しているユーザ名でアカウントを作り,同じパスワードを設定するだけで完了である.
この方法は,ネットワークモデルに依存せず,手軽に設定できることにメリットがあるが,厳密に言えば各ドメインにユーザライセンスが1つ必要となる.