プリンタサーバ
0.改定履歴
- 1998.02.03 初版
1.はじめに
このドキュメントは,プリンタサーバについての形態と説明を行なう資料である. 基本的には,WindowsNTとSolarisでのプリンタ管理を行なう上での基礎知識となる資料としてまとめたつもりである.
2.プリンタサーバの形態
プリンタサーバには,現在,次の形態がある.
2.1.専用のコンピュータを利用した形態
この形態では,ネットワークに繋がったコンピュータに直接接続(パラレルポートを用いる物が多い.たまにSCSI接続なんてのもある)されたプリンタを利用する形態である.
この場合,コンピュータはネットワークとプリンタの入力口であるパラレルをゲートウェイする機器として位置づけられる.
2.2.プリンタサーバ専用機器を利用した形態
この形態は,専用コンピュータを置く形式と同じで,“プリンタサーバ”と呼ばれる. 福山では,石垣コンピュータの「NetPrintEM7およびEM8の設定」がメジャーで多数の導入実績がある.
専用コンピュータと,このプリンタサーバ専用機器を導入するメリットとしては,ネットワーク非対応プリンタをネットワークプリンタとして使うことが出来る事である.
2.3.プリンタにプリンタサーバ機能を持った形態
最近の“ネットワーク対応プリンタ”に多い形式で,プリンタにネットワークカードを内蔵しており,IPアドレスを持ち,プリンタスプールバッファなどの設定ができるものが多い.
他の方式と比較した利点は,電源コンセントの数が少なくできることと,プリンタにもよるであろうが,パラレルポートの転送速度がボトルネックになる可能性が無いことである.