Windows2003 考察
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- 2003.05.08 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,「Windows .NET Server 2003早期評価キット」を使ってみて思ったことを書いてみる.
このドキュメントを書いている時点で,名前から.NETが消えて「Windows Server 2003」という名前になったらしいので,けっこう希少価値があるかも?
2.システムのプロパティ
- システムのプロパティを確認する.
- プロセッサの周波数が表示されるようになっているので,スペックが調べやすいかも.
- ちなみに,これはPowerBook G4 667MHzで動かしているので,どうして530MHzなのかは不明.
- 「リモートアシスタンス」というのは,一種のヘルプデスク機能だろうか?
- Windows2000までのTerminal Serviceだと接続管理を行う時,その設定画面までに行き着くのが遠かったが,Win2003ではすぐにアクセスできるようになっているので便利そう.
- 次はWindows Updateによる自動更新について見てみる.
- これがデフォルト. つまり,Microsoftの推奨設定.
- これまでの「Windows2000までの知識」を前提にしたら,これはとても危険だ.
- 「ほかの更新を適用する前に〜自動的に更新されることがある」となっている.
- つまり,パッチ適用の選択の有無に関わらず勝手に適用されちゃうモノがあると言う事なので,パッチの出来具合によったらワームのような事になるような...
- 視覚効果もここ「パフォーマンス」で設定できるらしい.
- サーバだから[パフォーマンスを優先する]でしょう.
- メニューがべろん〜とでる必要性がない.
- 次に詳細設定を選ぶ.
- ここでメモリ使用量が設定できるようになっている.
- WindowsNT系では,プログラムが使っていない物理メモリエリアは,できるだけ[システムキャッシュ]が載る様に利用されるという特徴がある.
- これを[プログラム]を優先することでパフォーマンスを改善する
- SybaseやOracleといったような自身独自のメモリ空間内でキャッシュを持つようなソフトウェアを稼働させるためには,[プログラム]を優先させた方が良い.
- 最近はメモリを多く搭載することも珍しくないので,より有効に利用するための選択肢が設けられている.
- それは次の仮想記憶の設定を見ても判る.
- ページファイルは,物理メモリの1.5倍.
- 最大サイズは物理メモリの3倍
- Windows2003からは,次の選択肢が増えている.
- 自動調整だと思われる「システム管理サイズ」という設定.
- そもそもページファイルを使わない「ページングファイルなし」という設定.」
- MacOS Xでは既にページファイルは自動調整だった.
- また,昔のマックはページファイルの管理機能がお粗末だったこともあり,「ページファイルを使わない→全てオンメモリ→速い→しかしメモリを食う→コストが高い」と言う時代もあった.