W2Kでのディスクの扱いについて
0.更新履歴
- 2001.11.24 新規作成
- 2002.10.02 ベーシックディスクをダイナミックディスクに変更するへのリンクの追加.
1.はじめに
このドキュメントでは,Windows2000でのハードディスクの扱いについて説明する.
2.ディスクの種類について
- Windows2000では,ベーシックディスクとダイナミックディスクがサポートされる.
- ベーシックディスク
- これまでのディスクの使い方の事.
- 1つの物理ディスクを4つまでのパーティションという単位に分割して使用することができる.
- プライマリパーティションと拡張パーティションがある.
- 拡張パーティションでは,その中に論理ドライブを作成することができるため,4つまでのパーティションという制限がなくなる.
- ダイナミックディスク
- パーティションという単位ではなく,ボリューム(物理ディスク)単位となる.
- ベーシックディスク
3.ダイナミックディスク
- ボリュームは次のような種類がある.
ボリューム名 | 説明 |
---|---|
シンプルボリューム |
システムおよびブートパーティションを格納することが可能. ベーシックディスクのプライマリパーティションに相当する. |
スパンボリューム |
ボリュームセットと同等の冗長性. 2〜32台のディスクを1パーティションとして扱え,NTFSの場合は後から拡張ができる. |
ストライプボリューム |
ストライプセット(RAID0)と同等の冗長性. 2〜32台のディスクを1パーティションとして扱え,ストライピングによりアクセスを向上させる. |
ミラーボリューム | 2台のディスクで構成される. |
RAID5ボリューム | 3〜32台のディスクで構成される. |
- ベーシックディスクをダイナミックディスクに変更することができる.
- 変換するときに,別に1MBの空きパーティションが必要となる.
- 変更前に入っているデータは,保存される.
- Windows98などとデュアルブートの場合,Win2Kより古いOSは起動できなくなる.
- ベーシックディスクに戻す際は,データは消える.
- ダイナミックディスクとして定義されたボリュームは,他のボリュームのフォルダの一部として設定することができる.
- マウントするフォルダには,ファイルやサブフォルダが存在しているとマウントできない.