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tarコマンド


tarコマンド


0.改定履歴

  • 1997.10.18 初版

1.はじめに

 このドキュメントは,tarコマンドの使い方の説明である. manなどのマニュアルでは,いろいろなオプションが表示されて,一体何を使えばよいのか実際のところ判らない事が多いのではなかろうか?

 そのために,必要最低限の物をまとめる.

2.tarコマンドとは?

 tarコマンドは,UNIXでファイルのバックアップに広く用いられている コマンドである. tar は,tape archiver の略であり,ファイル をアーカイブするが圧縮は行なわない.

 よって,通常は tar でアーカイブした上で,適当な圧縮プログラム(compress, gzip 等が有名) を用いて圧縮するが,バックアップ装置にとる場合は圧縮しない事が 多いようである.

 tar コマンドでは,ファイルにアーカイブするだけでなくテープ装置を指定して直接テープに書き込む事も可能であり,フロッピーディスクに 書き込む事も可能である.

 tarコマンドには主には次に挙げる3つの機能がある.

  • アーカイブする
  • アーカイブしたもののリストを得る,
  • アーカイブを戻す

3.ファイルをテープに保存する

 UNIXからバックアップ装置へファイルを保存するためには,コマンドを次のように記述する.

tar cvf デバイス名 file1 file2 ....

 実際に,/dev/rmt0というデバイス名が与えられたテープ装置にファイルfile.tarを保存する方法は次のように行なう.

tar cvf /dev/rmt0 file.tar

4.テープからファイルを書き戻す

 バックアップ装置からファイルを書き戻すには,コマンドを次のように記述する.

tar xvf デバイス名

実際に,/dev/rmt0というデバイス名が与えられたテープ装置からファイルを書き戻す場合には,次のようなコマンドを入力する.

tar xvf /dev/rmt0

5.テープの中身を見る

 バックアップ装置に保存されているtarアーカイブの内容を見る場合には,コマンドを次のように記述する.

tar tvf デバイス名



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