使ってみるsar
0.更新履歴
- 2001.02.14 新規作成
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.6にて,sarを使ってみた手順について記述するものである.
2.オプション一覧
オプション | 説明 |
---|---|
-a |
システムが行うファイルへのアクセス. |
-A |
全てのデータを表示する. オプションに-abcdgkmpqruvwyを指定するのと同様. |
-b |
バッファの稼働状況. |
-c |
システムコールの回数など. |
-d |
各種デバイスに対する稼働状況. |
-g |
ページングの稼働状況. |
-k |
カーネルがアロケートしているメモリの稼働状況. |
-m |
セマフォの稼働状況. |
-p |
ページングの稼働状況. |
-q |
待ち行列の稼働状況. |
-r |
使われていないメモリページや,ページング中のディスクのブロック. |
-u |
CPUの稼働状況. |
-v |
プロセス,i-node,ファイルテーブルの状況. |
-w |
システムスワップやスイッチの稼働状況. |
-y |
TTYデバイスの稼働状況. |
-e |
Select data up to time. Default is 18:00. |
-f filename |
sarのデータソースとなるファイル. |
-i sec |
データを表示するためのインターバル. |
-o filename |
sarの結果データを保存するファイル. |
-s time |
Select data later than time in the form hh[:mm]. Default is 08:00. |
3.CPUの稼働状況の確認
-dオプションを使って,CPUの稼働状況を表示させる.
# sar -u 1 10 SunOS db1 5.6 Generic_105181-19 sun4u 02/14/01 19:25:22 %usr %sys %wio %idle 19:25:23 0 11 52 37 19:25:24 0 5 74 21 19:25:25 0 4 78 18 19:25:26 0 4 85 11 19:25:27 0 4 79 17 19:25:28 0 5 78 17 19:25:29 0 5 74 21 19:25:30 0 6 82 12 19:25:31 0 3 86 11 19:25:32 0 6 70 24 Average 0 5 53 42 db1# |
この場合,1秒間隔で,10回表示させることになる.