cronを利用実績メール配信の応用
0.改定履歴
- 1998.12.22 初版
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でcronを実行した結果をe-mailで受け取る仕組みについて説明する.
2.基本的な仕組み
cronでシェルを実行するよう設定する.
そのシェルが標準出力を行なうシェルだった場合,その標準出力がe-mailで登録したユーザにおくられる.
たとえば,rootユーザにて,次のようなシェルを作成し,
!#/bin/sh echo Test |
rootユーザのcrontabに次のように設定する.
1 5 * * * mailtest.sh |
これを実行すると,次のようなメールがrootユーザに届く.
Date: Tue, 22 Dec 1998 05:00:01 +0900 From: Report Server <root@duo> To: root@duo Subject: Output from "cron" command Your "cron" job /mailtest.sh produced the following output: Test |
3.問題点
これだけの場合,サブジェクトが全て「Output from "cron" command」というものになってしまうので,コマンド毎にこのタイトルを変更した方がメールを開く前に判りやすいと考えられる.
4.解決案
例えば,次のように登録する.
1 5 * * * mailtest.sh 2>&1|mailx -s MailTest user1 |
すると,mailtest.shの実行結果の標準出力と標準エラーがuser1にMailTestというサブジェクトでメールが送信される.
1 5 * * * mailtest.sh2 >&1|mailx -s [SUBJECT] [USER] |
しかし,この場合mailtest.shが標準出力を行なわなくてもメール配信が行なわれてしまうことに注意する.