/var/adm/messagesファイル
0.改定履歴
- 1998.09.08 初版
- 1998.09.16 タイトルの間違い週背う
1.はじめに
このドキュメントは/var/adm/messagesファイルに関する情報をまとめた物である.
2./var/adm/messagesファイルとは何か?
このファイルには,syslogdが指定されたエラー項目を書き出すためのログファイルである. エラーを指定するためには,/etc/syslog.confを編集する. /etc/syslog.confについては,ドキュメント「/etc/syslog.confでエラー情報収集設定」を参照する.
3./var/adm/messages.0〜3ってなに?
/var/adm/messages.0 や /var/adm/messages.1 といった .0 や .1 という拡張子が付いたファイルは, /var/adm/messagesファイルの世代交代ファイルになる.
/var/adm/messages.* の世代交代のタイミングは,root の crontab ファイル内に書かれている /etc/lib/newsyslog によって行なわれる.
0 2 * * 0,4 /etc/cron.d/logchecker 5 4 * * 6 /usr/lib/newsyslog 15 3 * * * /usr/lib/fs/nfs/nfsfind 1 2 * * * [ -x /usr/sbin/rtc ] && /usr/sbin/rtc -c > /dev/null 2>&1 |
デフォルトの状態だと,サンプルのように毎週土曜日の午前4:05に/usr/lib/newsyslog が起動されるようになっている.
デフォルトでは3世代しかもたない.よって,0〜3となる.
4.どういう情報が書かれるか
この/var/adm/messagesファイルに書かれる情報は,前出の様に/etc/syslog.confの設定次第である.
5.あらゆるメッセージを/var/adm/messagesに書き出したい場合
起動時,コンソールに表示される物・・・など,Solarisやハードウェア関係など,そのマシン上で吐き出されるあらゆるメッセージを集中管理させるためには,syslog.conf次のように記述すればよい.
*.err;kern.debug;daemon.notice;mail.crit;user.none /var/adm/messages |
6.どのようなメッセージが書かれるのか
どのようなエラーに対するメッセージが書き込まれるか,これをまとめた資料は,存在しないか入手困難な様である.
今までの経験で言うと,システム運用に関する重大なメッセージの場合,次のような文言が記述されている事が多い.
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当然,このキーワードが入っている物が全てではない無いと思われるが,grepなどのユーティリティにて,前出の様に編集した/var/adm/messagesファイルから,これらのキーワードを取得するような仕組みを用意しておけばよいと思われる.