DiskSuite4.0
〜初期状態データベースの複製の作成〜
0.改定履歴
- 1997.10.13 初版
1.はじめに
このドキュメントは,Solaris2.5.1でDiskSuite4.0を利用したディスクマネージメントを行なう時の予備情報である.
2.状態データベースの複製とは?
- DiskSuiteの構成と状態情報が格納される.
- 少なくとも3つ作成する.
- これが任意の時点で半分以上が使用できる場合に,システムは実行を継続する.
- ドキュメント「多数決アルゴリズム」参照.
- ハードディスク数にもとづいて次の表の概算値を使用する.
ハードディスクの数 | 状態データベースの複製の数 |
---|---|
|
3つ,すべて1つのスライス上で実現する. |
|
各ドライブに2つ |
|
各ドライブに1つ |
- ハードディスクが1つの場合は,現実的に使えないのと同じである.
- 状態データベースの複製は,ドキュメント「多数決アルゴリズム」にもとづく数を設定する. たとえば,2ドライブあって,1ドライブには2つ,もう1つには1つの複製を作ったりした場合には整合性があわなくなる. この場合,2つのドライブともに2つの複製を作成するのが好ましい.
- 次の場所には作成できない
ルートディレクトリ(/) |
swap |
/usr |
既存のファイルシステム |
データを含んだスライスの一部 |
3.状態データベースの必要数
状態データベースはが取るデータサイズは,次のいずれかである.
517Kバイト |
1034セクター |
これ以上のデータ領域がスライスにあってもムダなだけなので,もし多く取っている場合には作り直す必要があるかもしれない.