Sybase ASE12 install on NT4.0
Sybase ASE12 install on NT4.0
0.更新履歴
- 2001.06.20 新規作成
- 2001.06.21 Rihoなどの説明追加.
- 2001.06.24 もうちょっと詳細な説明を色々と追加.
- 2001.09.18 Win2Kに対応していることを明記.
1.はじめに
このドキュメントでは,SybaseASE12のインストールを行う手順を示す.
ドライブEにSybaseのモジュールをインストールし,JDBC経由でクライアントから接続する為,余分なモジュール等をインストールしないようにしている.
2.条件
項目 |
条件 |
OS |
Windows NT 4.0 Server SP4以上
Windows2000対応 |
メモリ |
42MB |
3.インストール前の環境の設定
3.1.アカウントの作成
Sybaseのインストール作業を行うためのアカウントを作成し,インストールに必要な権限を付与する.
lこの作業は必須ではないが,運用管理上何かと便利になるため作成しておく.
- [管理ツール]から[ユーザマネージャ]あるいは[ドメインユーザマネージャ]を起動する.
- [ユーザ]メニューから[新しいユーザ]を選択.
- 次のように入力する.
項目 |
設定値 |
ユーザ名 |
sybase |
フルネーム |
Sybase Administrator |
パスワード |
sybase |
グループ |
Administrators |
- [グループ]ボタンを押下する.
- [所属しないグループ]リストから,[Administrators]を選択し,[追加]ボタンを押下する.
- [OK]ボタンを押下する.
- [ユーザは次回ログオン時にパスワード変更が必要]のチェックをはずす.
- [追加]ボタンを押下する.
- [閉じる]ボタンを押下する.
- ユーザSybaseでログインしなおす.
3.2.jConnectを使うための設定
- JDKを入手する.
- JDKをインストールする.
- インストールするディレクトリは,次のとおりとする.
- JDBC,jConnectのバージョン関係は次のとおりになる.
- 今回は,Java2のJDK1.2.2を使用するため,jConnect5.2となる.
JDBC |
JDK |
jConnect |
1.x |
1.1.x |
4.x |
2.x |
1.2.x |
5.x |
- 次に,環境変数JAVA_HOMEを設定する.
- [コントロールパネル]の[システム]を開く.
- [環境]タブをクリックする.
- [システム環境変数]のいずれかをクリックして選択する.
- [変数]に"JAVA_HOME"と設定する.
- [値]に"C:\jdk1.2.2"と設定する.
- [設定]ボタンを押下する.
- [OK]ボタンを押下すると,ウィンドウが閉じられる.
- [コマンドプロンプト]を起動して,次のように設定内容を確認する.
C:\>set JAVA_HOME
JAVA_HOME=C:\jdk1.2.2
C:\>
|
4.製品のアンロードの実行(Studio Installer)
Sybase ASE Version 12からは,製品のアンロードを行った後で,データベースを構成する手順となる.
「製品のアンロード」とは,「バイナリをコピーするだけ」のイメージである. アンロードには,JavaベースでXMLが内部的に使われるインストーラを利用する.
- CD-ROMをセットし,[マイコンピュータ]からCD-ROMドライブを開く.
- 自動的にインストーラが稼動する.
- 自動的に起動しない場合,CD-ROM直下のrun.batを実行する.
- しばらく待つと,次のような画面が表示される.
インストールのタイプ
インストールのタイプを選択してください.
・標準インストール
・フル・インストール
・カスタム・インストール
次へ キャンセル
|
- [カスタムインストール]を選択する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- 次のような画面が表示される.
ディレクトリの選択
インストール先のディレクトリを選択してください.
C:\sybase
戻る 次へ キャンセル
|
- インストールするパスを設定する.
- [次へ]ボタンを押下する.
コンポーネントの選択
コンポーネントを選択してください.
Adaptive Server Enterprise
Full-Text Search SDS Base Product
Connectivity
SQL Remote for ASE
jConnect version 4.2
jConnect version 5.2
Documentation for jConnect
Free Utilities version 2.0 for jConnect
Language Modules
|
- [Adaptive Server Enterprise]の横の[追加]ボタンを押下する.
項目 |
説明 |
選択 |
ASE Diagnostic Server |
diagdbだと思われる. 保守契約を結んでいる場合は,このDBを使ってデバッグを行ってくれるらしい. あまりいらなさそう. |
× |
Microsoft Cluster Server Resouce Type・・・ |
MSCSを利用する場合は,これを選択. |
× |
Historical Server |
メモリ情報をロギングする為のサーバ. |
○ |
Monitor Server |
パフォーマンスデータを取得する為. |
○ |
Monitor Server for 11.0.x SQL Server |
古いASEが混在している時用かな? |
× |
- [Full-Text Search SBD Base Product](略してFTS)を使わないなら,チェックをはずす.
- 日本語は正式サポートされていないし,日本Sybaseではサポートしない.
- [Connecttivity]の横の[追加]ボタンを押下する.
Connectivity
コンポーネントを選択してください.
Embedded SQL/C
Embedded SQL/COBOL
Monitor Client Library
Open Client 追加
|
- すべてチェックされていることを確認し,Embedded SQL/CとSQL/COBOLのチェックをはずす.
- [Open Client Library]の横にある[追加]ボタンを押下する.
- 次のコンポーネントが設定されていることを確認する.
- Network Libraries for Nemadpipes
- SDK(include and libraryu support)
- Network Libraries for Winsock Sockets...
- [OK]ボタンを押下する.
- [OK]ボタンを押下する.
- [SQL Remote for ASE]のチェックをはずす.
- [jConnect version 4.2]のチェックをはずす.
- [jConnect version 5.2]の横の[追加]ボタンを押下する.
- 以下のコンポーネントを全て選択する.(選択されているはず)
- classes
- devclasses
- javadocs
- samples
- [OK]ボタンを押下する.
- [Documentation for jConnect]の横の[追加]ボタンを押下する.
- ドキュメントが不要な場合はチェックしなくて良い.
- 必要な場合,以下をチェックしておく.
- English Documentation
- Japanese Documentation
- [OK]ボタンを押下する.
- [Free Utilities version 2.0 for iConnect]の横の[追加]ボタンを押下する.
- 以下の項目を全て選択する.(選択されているはず)
- Cascade
- カスケードゲートウェイ.Webサーバとは別のサーバで稼動している場合に,DBへの接続パスを提供するプロキシとして機能する.
- Jisql
- SQL Advantageの後継商品で,JavaベースのTransact-SQLエディタ.
- Riho
- TDSクライアントとTDSサーバ間のTabular Data Stream(TDS)プロトコルの流れを取得し,変換・表示するユーティリティ.
- [OK]ボタンを押下する.
- [Language Modules]をチェックし,の横の[追加]ボタンを押下する.
- 以下の項目を選択する.
- [OK]ボタンを押下する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- [概略]画面が表示される.
- この画面上で,インストールされるコンポーネントの一覧が表示されるので確認する.
- なお,ここで「保存」ボタンを押下すると,次回無人セットアップで利用できるので,保存しておく.
- [次へ]ボタンを押下する.
- 次のような画面が表示される.
ディレクトリの作成
ディレクトリを作成する場合は[はい]を選択します. : e:\sybase
はい いいえ
|
- [はい]を押下する.
- 次のような画面が表示されるので,しばらく待つ.
インストール中....
Unloading Adaptive Server Enterprice
65%
キャンセル
|
ファイルの上書き
既存のDLLにバージョンとサイズが異なるDLLを上書きします
e:\sybase\SYSDLL\WindowsNT\WinNT\system32\ctl3d32.dll = 27136
C:\WINNT\system32\ctl3d32.dll = 45056
ファイルを上書きする場合は[はい]を選択します:C:\WINNT\system32\ctl3d32.dll
はい いいえ
|
- [いいえ]を押下する.
- この環境ではSP5を適用しているため,CTL3D32.DLLが新しいと考えられる.
- 次のようなダイアログが表示される.
Sybase インストーラ
インストールされたコンポーネントを設定する前に,システムをリブートする
必要があります
はい いいえ
|
- [はい]を押下する.
- OSのシャットダウンが始まり,リブートされる.
- sybaseユーザでログインする.
- ログインすると,自動的にインストーラが起動し,次のような画面が表示される.
Sybase ライセンス管理
登録する「Sybase Software Asset Management Certificate」がありますか?
はい いいえ キャンセル
|
- [はい]を押下する.
- 次のような画面が表示される.
Sybaseライセンス管理
[Sybase License Certificateに記載されている情報を入力してください.
〜略〜
|
- [IMPORTANT USER INFORMATION -- DO NOT DISCARD]とかかれたライセンス証にかかれている情報を入力する.
- 複数のライセンスがある場合は,ASEのライセンスから入力する.
ASEのライセンス
画面 |
ライセンス証 |
内容 |
注文番号 |
Order Number
|
xxxxxxxxxxxx
|
機能名 |
Feature Name
|
ASE_SERVER
|
機能カウント |
Feature Count
|
1
|
ソフトウェアバージョン |
Version Number
|
12.00
|
オーソライゼーション・コード |
Authorisation Code
|
xxxxxxxxxx
|
- [追加]ボタンを押下する.
- 次に,ASE 12.0 Java Optionのライセンス情報を入力する.
- JavaOptionは別ライセンス製品であり,今回は購入している.
JavaOptionのライセンス
画面 |
ライセンス証 |
内容 |
注文番号 |
Order Number
|
xxxxxxxxx
|
機能名 |
Feature Name
|
ASE_JAVA
|
機能カウント |
Feature Count
|
1
|
ソフトウェアバージョン |
Version Number
|
12.00
|
オーソライゼーション・コード |
Authorisation Code
|
xxxxxxxxxx
|
- [インストールを継続]ボタンを押下する.
- 次のようなダイアログが表示される.
Sybase インストーラ
[はい]をクリックしてコンポーネントを設定
Adaptive Server Enterprise?
はい いいえ
|