DBassistantを使ってDBを作る
DBassistantを使ってDBを作る
0.更新履歴
1.はじめに
このドキュメントでは,Oracle8.1.6 for NTを用いて,Database Configuration Assistant(dbassit)を使ってデータベースを作成する手順を示す.
dbassistを使えば,簡単に初期パラメータファイルの設定から各種テーブルスペースの設定,カタログなどの作成が可能である.
この手順では,設定を行った後にスクリプトを作成し,そのスクリプトを手動で実行する手順とする.
2.手順
- 今回は,E:\Oracle\oradata\o8i3ディレクトリ以下にすべて作成するように設定する.
- [スタート]メニュー内にあるOracleのプログラムの中から,[Database Administration]を選択する.
- その中にある,[Database Configuration Assistant]を起動する.
- [データベースの作成]を選択する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- [カスタム]を選択する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- [専用サーバモード]を選択する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- 初期状態では,すべての項目がチェックされているので,利用しないものをチェックをはずす.
項目 |
説明 |
Oracle Time Series |
時系列データを扱うライブラリなど. 株価データを扱うとか. |
Oracle Spatial |
地理データを扱うなど. |
Oracle JServer |
DBサーバー内に実装されたJava2準拠のサーバーサイドJava実行環境. |
Oracle InterMedia |
マルチメディアデータを扱う. |
Oracle Visual Informatin Retreval |
InterMediaと関係するらしい. |
Advanced Replication |
レプリカ. |
SQL*Plus Help |
SQL*Plusのヘルプ |
- インスタンスに関する情報を入力する.
- [キャラクタ・セットの変更]ボタンを押下する.
- 次の図のようになっているか確認する.
- [はい]を押下する.
- これは,この手順の中の一番最初に最初にディレクトリを作成したためにでたものである.
- INTERNALユーザのパスワードを設定する.(ORACLEとしておく)
- [次へ]ボタンを押下する.
- コントロールファイル(制御ファイル)の保存先等を設定する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- システムデータベースが格納されるテーブルスペースの設定を行う.
- [Tools]タブを押下する.
- ツール用テーブルスペースの設定を行う.
- [USER]タブを押下する.
- ユーザテーブルスペースの設定を行う.
- [ROLLBACK]タブを押下する.
- ロールバックセグメント用のテーブルスペースの設定を行う.
- [INDEX]タブを押下する.
- インデックス格納用テーブルスペースの設定を行う.
- [TEMPORARY]タブを押下する.
- 作業用テーブルスペースの設定を行う.
- [次へ]ボタンを押下する.
- REDOログファイルの設定を行う.
- [次へ]ボタンを押下する.
- チェックポイントの設定を行う.
- [次へ]ボタンを押下する.
- トレースファイルを書き出すディレクトリを設定する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- [情報をバッチファイルに保存]を指定する.
- [完了]ボタンを押下する.
- ファイル保存ダイアログが表示されるので,保存するディレクトリ等を指定する.
- [OK]ボタンを押下する.
- 作成する先のディレクトリを参照してみる.
- スクリプトは実行されていないので,データベースファイルは何も作成されていないが,archiveというディレクトリだけが作成されている.
- init*.oraファイルは,このdbassitで作成されたものである.
3.スクリプトの実行
この手順書では,定義したデータベースを即時作成するのではなく,情報をスクリプトとして保存する方法を選択したため,スクリプトを実行する必要がある.
C:\>e:
E:\>cd oracle\oradata
E:\Oracle\oradata>dir
ドライブ E のボリューム ラベルがありません。
ボリューム シリアル番号は 446D-DCE9 です
E:\Oracle\oradata のディレクトリ
2001/05/22 15:21 <DIR> .
2001/05/22 15:21 <DIR> ..
2001/04/28 17:18 <DIR> o8i
2001/05/22 15:12 <DIR> o8i2
2001/05/22 15:21 <DIR> o8i3
2001/05/22 15:21 474 o8i3.bat
2001/05/22 15:21 116 o8i3alterTablespace.sql
2001/05/22 15:21 568 o8i3run.sql
2001/05/22 15:21 2,198 o8i3run1.sql
2001/05/22 15:21 60 o8i3sqlplus.sql
5 個のファイル 3,416 バイト
5 個のディレクトリ 2,560,319,488 バイトの空き領域
E:\Oracle\oradata>
|
- ディレクトリにデータベース作成用スクリプトが作成されていることがわかる.
- 作成されたスクリプトを実行してみる.
E:\Oracle\oradata>o8i3.bat
E:\Oracle\oradata>set ORACLE_SID=o8i3
E:\Oracle\oradata>E:\Oracle\Ora81\bin\oradim -new -sid O8I3 -intpwd ORACLE -star
tmode manual -pfile "E:\Oracle\oradata\o8i3\inito8i3.ora"
〜略〜
E:\Oracle\oradata>E:\Oracle\Ora81\bin\svrmgrl @E:\Oracle\oradata\o8i3alterTable
pace.sql
Oracle Server Manager Release 3.1.6.0.0 - Production
Copyright (c) 1997, 1999, Oracle Corporation. All Rights Reserved.
Oracle8i Enterprise Edition Release 8.1.6.0.0 - Production
With the Partitioning option
JServer Release 8.1.6.0.0 - Production
接続されました。
文が処理されました。
文が処理されました。
Sever Managerを終了しました。
E:\Oracle\oradata>E:\Oracle\Ora81\bin\oradim -edit -sid o8i3 -startmode auto
E:\Oracle\oradata>
|
E:\Oracle\Ora81\DATABASE>dir
ドライブ E のボリューム ラベルがありません。
ボリューム シリアル番号は 446D-DCE9 です
E:\Oracle\Ora81\DATABASE のディレクトリ
2001/05/22 15:21 <DIR> .
2001/05/22 15:21 <DIR> ..
2001/04/26 19:26 <DIR> ARCHIVE
2001/05/21 20:03 9,224,192 DBS1O8I.ORA
2001/04/26 19:44 42 inito8i.ora
2001/05/22 15:21 43 inito8i3.ora
2001/04/26 19:26 31,744 ORADBA.EXE
2001/05/22 14:56 655 oradim.log
2001/05/21 21:11 1,536 PWDo8i.ORA
2001/05/22 15:53 1,536 PWDo8i3.ora
7 個のファイル 9,259,748 バイト
3 個のディレクトリ 1,674,387,456 バイトの空き領域
E:\Oracle\Ora81\DATABASE>
|
4.データベースの稼動確認
E:\Oracle\oradata>set ORACLE_SID
ORACLE_SID=o8i3
E:\Oracle\oradata>svrmgrl
Oracle Server Manager Release 3.1.6.0.0 - Production
Copyright (c) 1997, 1999, Oracle Corporation. All Rights Reserved.
Oracle8i Enterprise Edition Release 8.1.6.0.0 - Production
With the Partitioning option
JServer Release 8.1.6.0.0 - Production
SVRMGR> connect sys/change_on_install
接続されました。
SVRMGR> select count(*) from User_tables;
COUNT(*)
----------
181
1行が選択されました。
SVRMGR>
|
- [データベース構成の変更]を選択する.
- [次へ]ボタンを押下する.
- インスタンス名にo8i3が追加されていることがわかる.
- [コンピュータの管理から[サービス]を起動する.
参考文献