ブログ - 軽井沢スキーバス転落事故
年末年始にはバスが燃え，年明け早々バスで大事故．そして次々と報道されるバス事故．今年の春には新宿南口のバスターミナルもオープンするので，今年はバスの年になるのかなぁ．バス事故が流行りだしてきた感じがあるけれど，これは普段は報道され無いだけの事の模様．
思い起こせば，24歳くらいのころに会社の人に誘われて池袋から新潟の妙高までのバスに乗ってツアーに言った覚えがある．あれ，いくらだったか覚えてないけれど，当時の自分の経済状態からしてコミコミで3万円程度だったんじゃなかろうか．往復バスと2泊くらいだったとおもうけれど．
その後，会社の先輩たちが行ったバスのスキー旅行でバス事故があって，部署の大半が負傷したというので仕事に支障が出たというので，2グループに分けるようにという話が出たと聞きました．
夜の間に安く移動できるというバスのメリットがあるけれど寝台列車があればいくらかはカバーできるんじゃないかと思ってみたり．
今回のバスの往復のバス会社の得られる最低料金が27万円だが19万円で請け負っていたという話もあれば，片道7万円程度の寝台特急カシオペアのチケットが50万円を超えてオークションで落札されているという事実もあったりと，感慨深いね．
それで，コストを計算してみた．
思い起こせば，24歳くらいのころに会社の人に誘われて池袋から新潟の妙高までのバスに乗ってツアーに言った覚えがある．あれ，いくらだったか覚えてないけれど，当時の自分の経済状態からしてコミコミで3万円程度だったんじゃなかろうか．往復バスと2泊くらいだったとおもうけれど．
その後，会社の先輩たちが行ったバスのスキー旅行でバス事故があって，部署の大半が負傷したというので仕事に支障が出たというので，2グループに分けるようにという話が出たと聞きました．
夜の間に安く移動できるというバスのメリットがあるけれど寝台列車があればいくらかはカバーできるんじゃないかと思ってみたり．
今回のバスの往復のバス会社の得られる最低料金が27万円だが19万円で請け負っていたという話もあれば，片道7万円程度の寝台特急カシオペアのチケットが50万円を超えてオークションで落札されているという事実もあったりと，感慨深いね．
それで，コストを計算してみた．
基本情報として報道されているモノを拾ってみた．
(A)運転手2人，乗客39人
(B)キースツアー社のスキーツアー料金は1泊3日や2泊4日で1万3千～2万円弱
(C)バス運営会社のイーエスピーは国が定める基準（約27万円）を下回る金額（約19万円）でバスツアーを引き受け
(D)バスは前日夜に東京都渋谷区原宿を出発し、長野県飯山市の斑尾高原のスキー場
売上げは(B)から内訳は分から無いので一人平均16,500円x39人とし，想定総額643,500円となる．その内訳を検討してみる．
ホテルを１泊としてスキーシーズンなので４人部屋とかでも朝食付き7500円くらいだろうと想定．ドライバー２名分の宿泊費も必要で総勢41人なので宿泊費が307,500円．イーエスピーは190,000円で請け負っていたというから，残り146,000円がツアー会社の取り分か．広告料，保険料で3割ひかれたとして102,200円．客を１人集めて2620円の利益．当然ここからツアー会社などの人件費も引かれるわけだが．
19万円というバスチャーター費を考えてみる．
まずはガス代．バスは三菱ふそう・エアロエースIという1992年に発売されたシリーズで定員は45名だったようだ．燃費はこの手のものは平均3km/リットルらしい．今回の行程は257km〜311kmくらいだから，軽油が現在価格の95円として24,415円〜29,545円．片道2.5万〜3万円なので往復5万〜6万円．
そして高速道路代．これはGoogle Mapで検索してみた．今回の実際の行程と違うかもしれ無いがそこはまでは検証し無い．原宿からは下道を走り関越自動車道に練馬ランプから乗って，藤岡JCTから上信越自動車道の豊田飯山ICまでとなる．車種区分が30人以上のバスなので特大車扱いになるようで，それで調べると片道15,100円．端数を取って往復3万円．
バス運転手の時給．某バス会社の求人情報から引っ張ってきた．
手当の詳細が不明だけれど，42万円として20日勤務で１日あたり21,000円．今回のツアーで３日拘束されるとして63,000円．これをドライバー２名なので136,000円．
おさらいすると，チャーター費は，
60,000円ガス代
30,000円高速代
136,000円ドライバー２名
合計226,000円．3.6万円の赤字．人件費の部分のブレがあるとおもうけれど，２名で10万円なら19万円になる．これだとバスの整備費用もでないな．
国交省の算定している最低料金の27万円というのは妥当なようだ．
電車で行くとなると，東京〜飯山（斑尾高原の最寄駅）が２時間で8,430円往復16,860円か．バスツアーは圧倒的に安いな．．．
追記
その後，ツアー会社とバス会社の間に複数の仲介会社があったという事なので，ツアー会社が取った利益はもっと少ないようですね．それとこの記事で想定したホテル代は定価に近いようなので，卸値はもっと安いと思われます．
売上げは(B)から内訳は分から無いので一人平均16,500円x39人とし，想定総額643,500円となる．その内訳を検討してみる．
ホテルを１泊としてスキーシーズンなので４人部屋とかでも朝食付き7500円くらいだろうと想定．ドライバー２名分の宿泊費も必要で総勢41人なので宿泊費が307,500円．イーエスピーは190,000円で請け負っていたというから，残り146,000円がツアー会社の取り分か．広告料，保険料で3割ひかれたとして102,200円．客を１人集めて2620円の利益．当然ここからツアー会社などの人件費も引かれるわけだが．
19万円というバスチャーター費を考えてみる．
まずはガス代．バスは三菱ふそう・エアロエースIという1992年に発売されたシリーズで定員は45名だったようだ．燃費はこの手のものは平均3km/リットルらしい．今回の行程は257km〜311kmくらいだから，軽油が現在価格の95円として24,415円〜29,545円．片道2.5万〜3万円なので往復5万〜6万円．
そして高速道路代．これはGoogle Mapで検索してみた．今回の実際の行程と違うかもしれ無いがそこはまでは検証し無い．原宿からは下道を走り関越自動車道に練馬ランプから乗って，藤岡JCTから上信越自動車道の豊田飯山ICまでとなる．車種区分が30人以上のバスなので特大車扱いになるようで，それで調べると片道15,100円．端数を取って往復3万円．
バス運転手の時給．某バス会社の求人情報から引っ張ってきた．
【モデル月収例】
42万円（月給18万7000円+走行キロ手当＋下記諸手当※）
※家族手当、時間外労働手当、深夜手当、精勤手当、
宿泊手当、休出手当、特別公出手当他
手当の詳細が不明だけれど，42万円として20日勤務で１日あたり21,000円．今回のツアーで３日拘束されるとして63,000円．これをドライバー２名なので136,000円．
おさらいすると，チャーター費は，
合計226,000円．3.6万円の赤字．人件費の部分のブレがあるとおもうけれど，２名で10万円なら19万円になる．これだとバスの整備費用もでないな．
国交省の算定している最低料金の27万円というのは妥当なようだ．
電車で行くとなると，東京〜飯山（斑尾高原の最寄駅）が２時間で8,430円往復16,860円か．バスツアーは圧倒的に安いな．．．
追記
その後，ツアー会社とバス会社の間に複数の仲介会社があったという事なので，ツアー会社が取った利益はもっと少ないようですね．それとこの記事で想定したホテル代は定価に近いようなので，卸値はもっと安いと思われます．
