レンタルサーバの提供会社であるファーストサーバでサーバ障害がニュースになっている．　「クラウド化サービスに盲点あり」的な視点で書かれているのだが，本質的には単なるテスト不足なのだけれど，それらの記事の中でSLA(サービスレベルアグリーメント)が100%と書かれている所が気になった．

稼働率100%保証(SLA)　品質保証制度
http://www.fsv.jp/sla.html

　「100%を下回ると返金する制度」によって保証しているというのが100%だと．

　今回一番大きい失敗は，先にも述べた様にファイル削除処理がのテストを怠っていた事．
　自分でコマンドを作ってやっていた時は，やはりrmコマンドを実行するようなものは取り返しがつかなくて怖いものなので，lsとかmvとかコマンドに置き換えたりとかで十分テストをした上で実行していた．　以前，私の作ったシェルをみた部下が「ファイル絶対消さないオーラ出てますね」と言われた事がある．

　この事例で反省する点は，はやり複数バックアップの必要性かな．最悪でも別メディア（テープでもNAS的なものでも）への退避は必要．　これは昔，PCサーバがDDS(DAT)でのバックアップが主流だった時に何度もテープ装置の破損でリストアができなかった苦労をしている私からすると最低限の事だけどね．