剛性の確保（曲がりにくさ）:

　剪定作業では、比較的太い枝や硬い木材を切断することが多く、その際に刃が左右に振られたり、曲がったりしないように、刃の「幅」ではなく「厚み」や「ボディ全体の剛性」を高めています。これにより、切断時の安定性が向上し、作業効率が高まります。

木くずの排出性向上:

　木材の切断は大量の木くずが発生します。ボディが太く、刃の間隔（ピッチ）も広い粗目（8.5山/インチ）設計になっていることで、切削抵抗を減らし、スムーズな木くずの排出を可能にしています。これにより、目詰まりが起きにくく、スムーズでスピーディーな切断を実現します。

適切な「目立て」による剪定効率の最適化:

　剪定用の刃は、樹木の繊維を効率よく絡めとるように設計されていることが多く、そのための大きな刃とそれを支える太いボディは、生木や木の枝の切断に特化したメリットとなります。