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技術新着情報 - relay-ctrl3.1.1のインストールと設定

relay-ctrl3.1.1のインストールと設定

カテゴリ : 
Mail System » qmail
執筆 : 
 2006/8/25 21:16
 このドキュメントでは,relay-ctrlのインストール手順を説明する. このツールも長い間バージョンアップされていない模様.

 relay -ctrlとは,qmail上でPOP before SMTPを実現するツールで,qmail-popupとqmail-pop3dの組み合わせで使用する. qmail-popup以外のPOPサーバでは利用できないが,Courier-IMAPサーバとは共存できる.

 POP before SMTPとは,POP認証が成功したユーザに対して,一定時間メール送信(SMTP接続)を許可する仕組みで,そのサイトのユーザ以外は送信できないようにする方法の1つである.

 今回は,qmailとtcpserverを組み込んでいる環境に,このrelay-ctrlを組み合わせる事とする.

 なお,使用しているOSは,RedHat Linux ES上で稼働している.
* 動作原理を知っておくと良いので,箇条書きで簡単に説明する.

1. メールクライアントが,POPでメールを取得するために接続する.
2. POP3サーバは,POPで認証を行う.
3. 成功したらRELAY_CTRL_DIRで指定したディレクトリに接続してきたクライアントのIPアドレスを記録する.
1. このドキュメントでは,RELAY_CTRL_DIR=/var/spool/relay-ctrl/allow
2. ファイル名がIPアドレスのファイルが格納される.
4. クライアントが,メールを送信する為にSMTPサーバに接続する.
5. SMTPサーバは,接続してきたクライアントのIPアドレスがRELAY_CTRL_DIRに保存されているものだったら,送信を許可する.
6. 送信を許可する時間は,RELAY_CTRL_EXPIRYで指定された時間内.
7. relay-ctrl-ageコマンドをcronで定期的に動作させることによって,保存期間を過ぎた記録を削除する.

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