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警察庁 るサイバー空間をめぐる脅威の情勢

カテゴリ : 
セキュリティ » 文献・統計・参考資料
ブロガー : 
ujpblog 2023/9/27 11:26
 47ページの大作.

令和5年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R05_kami_cyber_jousei.pdf

 「フィッシング等に伴う被害の情勢等」ということで,

引用:
インターネットバンキングに係る不正送金事犯による被害の急増
令和5年上半期におけるインターネットバンキングに係る不正送金事 犯による被害は、発生件数が2,322件(令和4年の年間発生件数と比較し て104.4%増加)であり、年間の被害件数と比較しても過去最多となり、 被害総額も約29億9,600万円(令和4年の年間被害総額と比較して97.2% 増加)であり、年間の被害額と比較しても過去最多に迫る状況にある。
 やっぱり増えているのか.テレビでもよくやってるし.

サイバー空間におけるぜい弱性探索行為等の観測状況

引用:
警察庁が検知したサイバー空間におけるぜい弱性探索行為等とみられる アクセス件数は、1日・1IPアドレス当たり8,219.0件(前年同期比で 5.4%増加)と、増加の一途をたどっており、海外を送信元とするアクセス が大部分を占めている。

G7広島サミット等におけるサイバー攻撃対策

引用:
取組の結果、G7広島サミット期間中、広島市ウェブサイトに おいてDDoS攻撃によるものとみられる閲覧障害が発生するなど、G7広島 サミット等開催の機会を狙ったサイバー攻撃事案が発生したが、G7広島 サミット等の進行に影響を及ぼすようなサイバー攻撃の発生はなかった。
 何もなかったら誉められるような報道がされないのもセキュリティ担当者のモチベーションを下げる原因かもね.

「ノーウェアランサム」による被害
引用:
データを暗号化する(ランサムウェアを用 いる)ことなくデータを窃取した上で、企業・団体等に対価を要求す る手口(「ノーウェアランサム」)による被害が、新たに6件確認され た。

 個人情報の漏洩を伴わない場合,総務省への届出が不要(必要とされてない)ので水面下で発生しているこういう事案は沢山あると言われてますね.
 逆にいうと,個人情報に手をつけなければ公的機関の介在が無いことも期待できるってことかなぁ.



復旧等に要した期間・費用

引用:
復旧に要した期間について質問したところ、60件の有効な回答があり、 このうち、復旧までに1か月以上を要したものが10件あった。
また、ランサムウェア被害に関連して要した調査・復旧費用の総額に ついて質問したところ、53件の有効な回答があり、このうち、1,000万円 以上の費用を要したものが16件で30%を占めた。
 レジリエンスかな.

バックアップの取得・活用状況

引用:
バックアップから被害直前の水準まで復旧でき なかったものは45件で79%であった。

検挙事例

引用:
建設作業員の男(37)は、令和4年6月、氏名不詳者と共謀のうえ、 他人のインターネットバンキング口座から不正に送金する目的で、電 話工事業者を装って口座名義人方に上がり込み、固定電話を使用して、 送金を可能とするためのワンタイムパスワード有効化手続等をするこ とで、約500万円を他人名義の口座に送金した。令和5年4月、男を住 居侵入罪、電子計算機使用詐欺罪で検挙した。
 興味深い.

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