夏い熱の日．部屋いせまで．来てくれませんか？ 」
「え、あ……う、うん。わかったよ」
まさか僕から誘うとは思っていなかったのか、少し驚いていたけど快く承諾してくれた。
そして今に至るわけだけど、さすがにこの炎天下の中を歩かせてしまった罪悪感が半端ないなぁ……。
「あの……本当に大丈夫ですか？」
「んー？ まぁ、なんとかね。でも、ちょっと休憩させてもらえると助かるかな……」
「もちろんです！ とりあえず座ってください！」
「ありがと」
僕の家の前に着いてすぐに玄関先でへたり込んでしまった先輩のために急いで家の中へと駆け込む。
そのままリビングを通り抜けてソファまで案内すると、先輩はゆっくりと腰を下ろした。
「すみません、飲み物とか取ってきますんでゆっくりしててください」
「ああ、ごめんね。ありがとう」
そう言って僕は再びキッチンへと向かった。
冷蔵庫の中からスポーツドリンクを取り出してからグラスも用意する。
そしてそれらをお盆に乗せてリビングへ戻ると、先輩は先ほどと同じ体勢のまま目を閉じていた。「……寝てる」
どうやら相当疲れているらしい。
このまま起こさずにそっとしておいた方がいいかもしれないと思ったけど、それはそれで失礼なのでちゃんと声をかけて起こすことにした。
「先輩、起きてください」
「ん～……？」
肩に手