UJP - 海外進出の国道

Life is fun and easy!

不正IP報告数

Okan Sensor
 
メイン
ログイン
ブログ カテゴリ一覧

ブログ - 海外進出の国道

海外進出の国道

カテゴリ : 
ビジネス
ブロガー : 
ujpblog 2009/10/29 9:49
 こんなニュースがありました.

DeNA、米モバイルコミュニティサイトを買収--世界展開を強化 - CNET

 実際の中身については判りませんが,ネット企業の国道的な出来事かな.「国道的=誰もが一度は通る道」です.

 急激に成長すると,国内市場では飽和状態となり現金を持っているという状態になり,なにか広げたり投資に使えないかと考える様になり,米国や中国・韓国に投資の目が向く様になります.そして現地法人を作り,現地の会社を買収します.
 海外進出で良く聞くのが,培って来た独自のノウハウを該当サービスの後進国である外国に適用して成長を促す,そしてその海外の該当企業は「けっこうイケてる新興企業でお安い」というものを見つけて来た買いましたので将来的にグループ全体の収益拡大に貢献するでしょう・・・というストーリーになっている事が多いです.

 で,今まで見て来たものでは,どの会社でもだいたい1年半〜2年後に手放すか解散するかという道を進む事が多いです. 多くのコンテンツプロバイダが通って来た国道で,大きい所ではNTTドコモの海外投資がそうでした.

 DeNAの今回の件が,そうなるとは言えません.海外部門のアライアンス担当者たちは,鼻高々でやってるんじゃないかなぁと思うのですが.
 肌感覚ですが,海外物は輸出するより輸入する方が成功率が高い様な気がしています. 海外で商売しようとすると文化・商習慣・宗教が違う所で戸惑う事が多いようです. 過去の先行者の撤退や損失理由をみると,「課金モデルが合わなかった」「宗教的に受け入れられなかった」「アメリカで長期間の停電があった」なんて事前の調査はしなかったのか?というような理由が多かったです.

 海外がダメというならじゃぁどうするの?という事ですが,「次なるヒットサービスを考える」ということでしょう.ユーザコミュニティ系は,いつも数年しか持ちません.という事はSNSが出て来て4〜5年経過していて,急拡大の会員増によるピークは来ているし,初期の会員は非アクティブ化が多くなり,人が増えた時に起こる結婚しましたや犯罪もちゃんと起こってます,これも国道ですから,次の何かを生み出す時でしょう.そして,現在の仕組みにとらわれてはいけがないの難しい所ですが,上手く生み出せれば現在持っているユーザをシフトして再度成長に乗れるのです.

 でも,ネット系の会社では大ヒットサービスは1社1サービスということも多いですけどね.これはしがらみからでしょうか.上場していると全く新しい事をするのも難しくなるし,将来ヒットする新サービスは,だいたい現在の価値観からすると突拍子も無いことだから受け入れられない(理解されない)事が多いですね.

 まぁ2年後,この海外進出がどうなっているか.私の個人的な読みは,75%以上の割合で無かった事になっている感じで,現在の海外担当者はもう会社に居ないと,おもいます.

トラックバック

トラックバックpingアドレス トラックバックpin送信先urlを取得する

広告スペース
Google