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ブログ - 新型コロナウイルス その22 医療崩壊の仕組み

新型コロナウイルス その22 医療崩壊の仕組み

カテゴリ : 
災害
ブロガー : 
ujpblog 2020/4/16 18:52
 2月の健康診断の後から、色々な再検査のためにたびたび診察に行っていた慶応義塾大学病院だけれど,今月の月初に予約変更の電話がありました.
 当時,永寿総合病院から受け入れた新型コロナウイルス感染症患者からの院内感染も発表されていて,変更も致し方ないと思っていたけれど,その後出た報道で真相を知ることに...

 3月末に研修医の1名が感染を確認.濃厚接触のあったであろう研修医を99人自宅待機にしてPCR検査,18人の集団感染が確認.陰性の研修医も14日間の自宅待機を続行.

 教職員に対して会食しないようにされている中での会食,集団感染発覚も文春砲が爆裂するまでは隠蔽ぎみだったようなところがあったけれど,99人も自宅待機って大変だな.その分だけ,この難局を手助けする医者がいないわけで.

統計・実績データ - 慶応義塾大学病院
http://www.hosp.keio.ac.jp/about/data/

 このデータをみると,2018年実績で臨床系医師(うち研修医)863(74)とあるので,10%近い医者が使用不能になりました.

 中野の中野江古田病院も92人感染の発生となり,これも最初の感染を経営判断で隠ぺいしていたから,対策できずに大規模クラスターとなって,経営側の判断に呆れた看護師などが次々と退職している模様.これによって,東京都指定二次救急医療機関としての救急受け入れも停止中.

 医者や看護師が一人感染すると濃厚接触者は経過観察で2週間休む必要があるから,どんどん現場の医療従事者がいなくなる.

 患者が増えるとベッドが足りなくなる問題は,軽症者は自宅待機やホテル提供とかで乗り越えられそうだけれど,医者がいないのはよくない.

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