中学生時代は，パソコン漬けだったのだけれど，高校受験の建前上，パソコンショップに通うことができず，その代わりラジオを録音して聴いていた．
　そんな中，友達がレンタルレコード屋に連れて言ってくれた．紹介者がいると300円の入会費で会員になれる．友達が別の友達を紹介し入会，その入会したばかりの友達に紹介されて芋づる式入会．その日が初めて会った同級生だったのだけれど．
　当時はアルバムが2800円くらい．シングルが700円．CDのアルバムが１〜２曲多くて3200円くらいで売られていた時代だけれど，10分の1の250円〜300円くらいで一泊二日アルバムを借りることができた．

　中学生にとっては250円なんて１週間分の小遣いだけれど，自転車を一生懸命こいで駅前の市役所近くのレンタルレコード屋「友＆愛」に行き，厳選して借りて家に帰り，カセットにダビングしながらライナーノーツを何度も読んで，翌日学校帰りに返しに行くという感じ．

　その頃，「友＆愛」の店内ではレベッカが頻繁にかかっていた．Love Is Cashという曲で，今調べたら1985年4月21日リリースらしい．「WILD & HONEY」という3rdアルバムが発売された直後でパワープッシュ中でした．
　Love Is Cashは，当時も話題になったけれど，マドンナのアルバムLive A Virginに収録されてシングルヒットしたMaterial Girlの類似系サウンドなので気になってしょうがなかった．

　そしてジャケットにでているNOKKOも，それまで若い歌手だとアイドルをよく見かけていたので，今でいうチョイブスな感じだけれど目が離せない感じでした．

　あれから33年．．．そのNOKKOも，現在54歳だけれど，前回みたREBECCA 20年振りの再結成LIVE ― Yesterday, Today, Maybe Tomorrowからも進化してパワフルになっていますね．
　そこにはもう，キャシャな体つきでハードスケジュールで倒れたりしていたあの頃とは全くことなっていて，正当なおばちゃん化した姿がそこにあるのだけれど，音楽はいいね．あの頃を思い出す．

　先日，カミさんを市役所の前まで車に乗せてゆき，駐車スペースがないので用事が終わるまで少しあたりをあてもなく周回していたのだけれど，「友＆愛」が最初にあった場所を通りかかり，気になって注視してみたけれど，当時の建物がそのまま残っていたけれど建物は未使用状態．レンタルレコード店だった跡形は微塵もない．