UJP - 戦場にかける橋

Life is fun and easy!

不正IP報告数

Okan Sensor
 
メイン
ログイン
ブログ カテゴリ一覧

ブログ - 戦場にかける橋

戦場にかける橋

カテゴリ : 
映画
ブロガー : 
ujpblog 2018/2/21 0:33
 1957年の英・米合作映画.第30回アカデミー賞で作品賞受賞作品.

 第2時世界大戦中,タイの国境付近で日本の捕虜収容所にイギリス軍の部隊100名くらい?が連行されてくる.そこにはすでに捕虜になっているアメリカ人や病床の捕虜もいた.
 収容所の所長の斎藤大佐は,鉄道を通すための橋の建築を捕虜を使って行なっているが進捗具合が悪い.少しでも進めるためにイギリス軍大佐に,ジュネーブ条約で禁止されている将校にも労役を行うよう要請するが,イギリス人大佐はそれを拒否し続ける.

 この映画,戦争映画かなー?苦手なやつかなーと思って面白くなければ途中でやめよう,という感じで観ていたのだけれど,どんどん引き込まれて行った.

 マネージメントについて考えさせるシーンが多数.

・収容所所長の日本人少佐と捕虜のイギリス人大佐の交渉術.
・指揮官不在中にサボることを覚えてしまったイギリス人兵士たち.
・「日本人を見返す為」に「橋を作る」という新しい目標の設定.
・いつしか,期限までに仕事を終えるために将校に労役をさせてしまうイギリス人大佐.

 一方,脱走したアメリカ人は,のらりくらり系.

・逃げ込む場所も無計画だったが,息も絶え絶えだったが偶然現地民の村に救助.
・南国リゾートのようなイギリス軍の施設で昼間からアルコールを飲みながら本国への帰還命令を待つ.
・戦場で死んだ上官の着衣を盗み着ることで自らの待遇を良くした自分本位の性格.
・すぐどこででも女遊びをするキャラ.
・悪知恵と悪運

 現地を知っているアメリカ人を橋の爆破の為に送り込む316部隊所属の少佐.

・説得しようとアメリカ人の隠している全てを解明してからの打ち合わせの実施.
・2手3手先を読む戦術.
・成功率を確率でしめしているが,最後は,運.

 イギリス人大佐は,28年間も軍人を続けていて本国にいたのはそのうち10ヶ月程度.自分の人生の終わりも見えてくる年代.振り返って成し遂げたことを思うと,完成後,何100年も使われることを想定した橋づくりを集大成としようとする.

 橋の破壊工作でジャングルに戻ったアメリカ人は,ちゃらんぽらんだった生活とは逆にリーダーシップをもってサバイバルを生き抜く勇気と,いつしか使命感も備わってリーダに劣らずがんばっている.しかし,ナンパは止めない.

 この映画,三時間近くあるのだけれど,最後は橋が完成する.日本人少佐とイギリス人大佐は,一緒に目標を達成したことを喜ぶ.そして,破壊工作員も無事橋に到着する.
 エンディングが
 全員死んで橋も破壊される.この終わり方は衝撃的.

トラックバック


広告スペース
Google