2009年の作品．高嶋政伸主演．

　寝台特急北陸のチケットが入った財布を落としたと中年夫婦が東京駅お忘れ物預り所を訪れる．その後チケットを買い直し急用ができた妻を残し，寝台特急北陸で旦那だけ金沢に向かうがその車中，刺殺される．
　その紳士は金沢の歴史ある酒蔵の御曹司で，旦那が浮気した事をとがめていたら喘息持ちの娘が崖から落ちて海に転落，その後行方不明のまま死んだことになってしまっていて後継ぎがいない状態のところ，旦那の女秘書が浮気相手でお腹に子供がいると言い出し酒蔵のおかんに歩み寄る．
　北村総一朗が金沢に到着した途端に置き引きにあう．その犯人グループの一人として補導された子供が喘息持ちの少女．

　喘息持ちで両親のいない少女は，中年夫婦の行方不明の娘の確率が非常に高いけれど，最後まで娘だと特定されなかった．よく考えると15歳設定なので行方不明になったのが6年前だから，お互いに記憶も面影もあるでしょうし．犯人は3人も殺しておいて刑務所から出てこれるわけもなく．

　なんか良い感じで進んでいたのに，最後になってとても雑に終わった．