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ブログ - 西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ「寝台特急殺人事件〜さよならブルートレイン〜」

西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ「寝台特急殺人事件〜さよならブルートレイン〜」

カテゴリ : 
テレビ・ドラマ
ブロガー : 
ujpblog 2017/3/6 23:56
 2009年のテレビドラマ.シリーズ第41弾の渡瀬恒彦,伊東四朗版.山村紅葉も.紅葉は両方出てるか.

 放送当時,廃止間近の東京16時3分発熊本行き「寝台特急はやぶさ」のA寝台の乗客が翌朝,東京で水死体として発見される.被害者は大阪駅で車掌に確認され,その後広島駅まで停車しない.体内からは東京湾の水が検出されて謎が深まる.

 これまでたくさん?観て来たけれど,ちゃんと面白かった.でもまぁ,オリエント急行殺人事件っぽい感じもあったし,トリックもあらかた想像通りだったかな.最後のシーンで渡瀬恒彦のアクションシーンがちょっと入るのがサービスかな.

 山村紅葉が十津川を呼ぶときに「ケーブゥ!」って呼びかけるのだけれど,今回,十津川がいない警視庁の部屋でセリフを言うシーンがあって,棒読み感が無かったのがびっくり.


 今回,操作の最初の段階で東京駅の9番ホームを映す監視カメラの映像を見ながら,小さく写った男を示して十津川が「その部分,もっと鮮明にしてくれ!」といって拡大して鮮明になっていたのが凄かった.最近,GoogleがAIでモザイクを消す(予測して補正する)仕組みを発表したばかりだけれど...


 ネタバレですが
 水死体の女性はある有名な病院の事務責任者.病院が複数の訴訟を抱えているけれどそれを抑えて来た人物.そして病院長は九州から上京して苦学し成り上がり,政治家を目指しているが,地元に戻る際には寝台特急で帰るのが恒例.
 医療訴訟で負けた人たちが全員で院長の殺害を計画したが,偶然乗り合わせた事務責任者を使って予行演習として殺害を実行したという話.
 大阪〜広島間を停まらない寝台特急だけれど,これは鉄ちゃんには常識の運転停止という運転手が交代する為に乗客の乗降を伴わない停車があって,姫路駅で気絶させた事務責任者をおろして,盗んだ活魚車を使って輸送したというわけ.

 犯人グループに弁護士や元刑事がいて,十津川なども乗車して院長殺害未遂の際には黙秘権を行使し,証拠不十分で釈放されたほどに用意周到だったのに,活魚車に指紋を残してあとは芋づるで捕まってしまうという不始末でした.
 計画的犯行は,罪が重いんじゃなかっただろうか...

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