注文が入ってからサイズや顧客の住所から距離を計算して総額を通知して最終オーダーをとるというのが１つ．でもそれだと２４時間営業のECサイトのメリットが無い．では，各商品を測っておいてあらかじめ商品マスタとしてデータベースに登録しておき，送料は自動計算されるようシステムを開発する・・・同一商品の在庫は少ないし，どの商品が売れるか分からないし，ばんばん売れる訳でもないし，計算ミスや入力ミスもあるだろうし．．．そういうオペレーションの人件費を考えたら，送料無料でも十分なのです．

　原価計算する前に配送業者の営業さんに一般的にどうしてますか？と尋ねたのですが，「送料はその企業それぞれ原価も違えば考え方も違います．送料に利益を載せて儲けている会社もありますよ」と，教えてくれました．

　企画から２ヶ月で立ち上げて，店員もプロとはいえ採用されたばかりの人たちだったので，ECサイトのオペレーションは単純にする為に，しばらくは「オープン記念，送料無料」という事にしました．あれから２年．未だに送料無料・・・

　これは実は最近知った事でもなくて，一人暮らししている頃，オカンがたまに食料を送ってくれるのだけれど，袋ラーメンを５つ程を宅配便で送って来た事があった．東京で買っても400円くらいだろうけど送料の方が高いのでは？と普通考えるけれど，実は会社から顔なじみの集荷係経由で送っているので「息子に送る食料だ」といってネゴして100円足らずの料金にしてもらっていたそうだ

　配達品に付いている送り状には送料書いてないでしょ