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タイガーマスクの虎の穴に思う組織育成論

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ビジネス
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ujpblog 2012/10/24 19:08
 TOKYO MXで,タイガーマスクを再放送しているのを発見した. このテレビアニメは生まれる前にやって居たのだが,何度目かの再放送を幼少の頃観ていたらしいが,あまり記憶に無い. そんな中,20年程前,新聞奨学生をしながら学校に通っていたのだけれど,朝ご飯時,8時頃だったとおもうけど,再放送していた.再放送と言っても週1回なので全105回らしいから途中までしか観ないまま上京したので,最後まで覚えてない.なので,続きが観られるのは,かなり嬉しい.

 早速録画してみたのだけれど第28回「甦る「虎の穴」」だった. この回は,悪役レスラー養成組織の「虎の穴」の本部へミスターXが戦果の報告に行く所から始まる.
 戦果と言っても良いものではなく,卒業生であり裏切り者であるタイガーマスクに連敗してしまっているわけで責任を取らされ「殺されるのではないか」という恐怖を抱きながらなのだが,意外と「虎の穴」は戦略的だった.

 ミスターXのボス曰く「わたしのさらに上の人物が握る世界的シンジケートの中で,このプロレス部門は年間数十億ドルの収益をあげている」と,まず言い放つ.そして「この額はラスベガスにおける年間収益に匹敵する」と,具体的数値が曖昧なものどうしを比較対象としてあげるという,経営的な視点での話を展開し,まず自分たちの置かれている状況を関係者に認識させている.

 さらに,タイガーマスクに負けているこの現状をも,次ぎの様に改善案の結論を出している.

 近代的とは言えない.全盛期の異物のような古くささがあり,早急に改善しなければ成らない.

・設備
・食物
・子供達のスカウト方法
・野蛮なしごき

 そして,

・金を得る為にはまず金を使わなければ成らぬ.
・Give&Takeの時代

 そして,あの虎の穴の象徴「魔神像(虎の形の建物)」を除いた設備を全て破壊し,コンピュータ制御の施設の建築を進める.そして,なんと,ミスターXは,世界中を駆け回って子供をスカウトしまくるのです.

 「虎の穴の近代化には将来性のある素質のある子供達が必要なのだ」.子供をスカウトすると言う事は,育成にお金をかけて長期的視野による投資.「契約金と暖かい毛布,パンとミルクを与える.」この言葉にミスターXも驚いたのだが「もう,無理矢理連れてくる時代は終わった」

 時代を読み,10年先への先行投資を惜しまない組織.これ,虎の穴って,今の日本が失ったものを沢山持っている気がする.

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