ダイソーが好きだ．子供の頃，ダイソーは移動販売でやって来て，ボウリング場の隅の卓球台を撤去して２週間程度販売していた．最初に買ってもらったバットとグローブは，ダイソーで買ったものだった．
　いつの頃からか，店舗を構えて，値段をつけるのが面倒という理由で１００円ショップになった．そして有名になった．
　大人になってからは，１００円ショップにある「モノ」を見て回るのが好きで，半年に１回くらい，2000円程度の買い物をする様になった．「こんなものが１００円？」「何するものだ？」「どういう人が買うのかわからん」そんな驚きがある．

　そして，久々に行ったダイソーでは，またモノを見て回ったのだけれど，最後のレジでびっくりした．バーコードで単品管理を行っていた．
　これまでは，バイヤーの目利きで仕入れたモノを売っていたのが，管理する様になった．レジオペレーションでは，数を数えるだけだったのがバーコードを読ませるので時間がかかる様になったと思うが，それでも革新的だ．　これで売れ筋を管理できるようになる．

　マクドナルドでは，消費者の購入履歴からの分析を発展させ，在庫データをベースとして自動発注が行われるという．店長の仕事が減る訳だ．

　マクドナルドのような，全国ほぼ同じ品揃えの店だと，店舗ごとの個性は無いので自動発注化も意味があると思うけれど，今後のダイソーがどうなるのか興味深い．
　現在のダイソーは，店舗によって品揃えや棚割りが違うという事で，店の中を発見的に網羅する楽しみ方があって，そこが魅力の１つなんだけど．