・自分の事をかわいくて歌が上手くみんなから愛されていると思っている自意識過剰な夏帆演じる少女が主人公．
・片思いの男子同級生から放課後屋上に呼び出されるが告白ではなく趣味でカメラを始めたので歌っている姿を撮りたいとのこと．
・歌っている姿は口を大きく開いた顔で鮭の産卵の時の様．そして校内新聞にそれがアップで掲載される．
・合唱部顧問の薬師丸ひろ子に退部を申し出るが，ラストステージに出る事を勧められ，気落ちしたまま望んだが，そこで出会った昭和のヤンキー軍団の風貌をしたゴリ率いる男子合唱部が歌う尾崎豊に感動し，自分を取り戻して行く．
・けんか生活からゴリが歌に目覚めたきっかけを作ったのは場末の街角で歌う女尾崎「裕子」との出会い．
・裕子は，薬師丸ひろ子演じる合唱部に対して興味を持っていない産休の臨時教師．
・唯一ピアノを弾けるために，歌いたくても歌えない仲間，教えてあげる事が無かった後輩，応援してくれるおじいちゃんを始めとする家族，知らない間に傷つけてしまっていた同級生に気づいて，優しくなれた時，夏帆の心が歌に戻って行く．

　「天然コケッコー」や「砂時計」を観た事があります主人公の夏帆の事を「なつほ」だと，ずっと思っていたが「かほ」と読むのだそうで．本名は印東夏帆というらしいが．．．最初に夏帆を観たのは月９ドラマの「エンジン」の時だったが，こりん星関連のような顔つきだけれど，結構演技派ですね．今回の映画でも変顔したり，「ふるちん」と叫んだり．