京王井の頭線で渋谷から一つ目に神泉という駅がある．普段使わないこの駅から今日は電車に乗ったのだけれど，いつも思う事がある．


東電OL殺人事件

　1997年の3月に発生した殺人事件なのだけれど，東京電力本社に勤務する中年女性が，エリートなのに普段は売春をして，殺された．この神泉駅の近くのアパート．そして逮捕されたのは近くに住むネパール人．

　ビジネス書以外でノンフィクションを初めて読んだのがジャーナリスト佐野眞一著の「東電OL殺人事件」．　この本は被害者とネパール人被告のプライベートに迫ったもので，マスコミで騒がれたエリートOLの光と影，ネパールまで行って被告の人柄を伝えていた様に思う．

　本を読んだ当時，逮捕されたネパール人に対して，えん罪の可能性を強く感じたのだけれど，ちょっと前にDNA鑑定で新たな事実が出たと言う報道をみた．

　最近は，それよりもタイトルにある通り「東電OL」という勤務先が公表されている事の方が気になる．原発に対してもネガティブ報道を規制できる力があったとされる東電が，通常の殺人事件よりもスキャンダラスなニュースを抑えなかったのは，被害者が実はプルサーマルの反対していたという事で徹底的に闇に葬り去るためだという噂．．．裏取は無いけれど，被害者の直属の上司は現在の東電の会長だとか．．．